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よみがえる幕末・明治


「写真で楽しむ ときの流れ」




岩倉具視とディロング氏(米国の日本公使)
(明治5年/1872年撮影 米国サンフランシスコにて)

岩倉は、明治初めに政府の支援を得て岩倉具視使節団を結成、欧米諸国を巡回して西洋文明の視察を行った。
これは1872年にサンフランシスコの写真スタジオで撮影されたもの。日本の公家の結髪「冠下のもとどり」も珍しい。


 

 JCIIフォトサロンでは、来る2004年2月3日(火)から2月29日(日)まで、「よみがえる幕末・明治 写真で楽しむ ときの流れ」を開催します。当フォトサロンでは、過去10回にわたって古写真の展覧会を開催し、大変好評を得ています。

 時代の変遷を語るとき、最も魅力的なのは幕末と明治期といわれています。この一因には、幕末にその技術が渡来した「写真」が深く関わっているのではないでしょうか。現存する当時の写真は、旧から新へと移り変わるその時世を、時代を超えて私たちに今もリアルに語りかけ、より身近なものに感じさせてくれます。

 今回の展示ではこの魅力ある時代に焦点を合わせ、活き活きとよみがえる「ときの流れ」を、写真を通してお楽しみいただきます。

 写真技術が最初に日本へ渡来した幕末以来、外国人写真師あるいは外国人から写真術を学んだわが国の写真師によって、開国後の日本人の姿、風俗、風景等が数多く撮影され、その範囲は日本全国に及びました。また、この幕末・明治期に欧米では既に、小型ステレオカメラ(立体写真機)で撮影した3D写真をビューワーで鑑賞することが流行していました。日本の庶民の日常生活や子供たちの姿などを外国人写真師が写した3D写真の数々は、現代に生きる我々が当時の日本の風俗、生活、風物などを如実に知ることのできる、歴史的に貴重な資料です。今回は、これらを見やすい拡大写真にして多数展示いたします。

 このほか、ペリー提督の有名な肖像写真(当館所蔵のオリジナルプリントを複写)、幕末から明治初期にいたる遣外使節(岩倉具視ら)の姿、幕府の栄華と衰滅を物語っている旧江戸城の写真(横山松三郎撮影)、美女や懐かしの風景といった魅力あふれる写真や絵葉書類、そして大変貴重な逸品である安政元年(1854)の米国ペリー艦隊下田表敬訪問図(大判石版画)など、一世紀以上の時を遡る珍しい作品約80点を展示いたします。



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