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昭和29年夏


薗部 澄 作品展  「懐かしの最上川」




Kiyoshi Sonobe

(セメントの荷揚げ/酒田港にて 昭和29年夏)



 JCIIフォトサロンでは、来る2004年3月2日(火)から28日(日)まで、薗部澄作品展「懐かしの最上川」を開催します。

 戦後から1996年に他界するまで、約半世紀をかけて日本各地の風俗や農村・漁村での人々の生活など、人と自然が共存する風景を撮影し続けた薗部氏は、昭和29年夏、戦後10年目を迎えようとする山形の姿を記録しました。最上川は水源から河口まで他県に流れ出ることなく、はるか昔から山形の人々の暮らしに深く関わってきた川です。当時の山形は、ほとんど戦災を受けなかったため戦前のたたずまいがそのまま残っていました。昭和30年代からの高度経済成長とともに、そうした昔ながらの"生活のある風景"は失われてしまいましたが、氏の撮影した写真が貴重な記録として我々の前によみがえります。

 なお、当フォトサロンでは過去に、1991年「忘れえぬ戦後の日本 パート掘廖■隠坑坑嫁「冬・日本海」、1994年「冬・北海道」、1997年「北上川」、1999年「忘れえぬ戦後の日本 西日本編」、2000年「黒川能」、2001年「失われた日本の風景 −都市懐旧−」、2002年「失われた日本の風景 −故郷回想−」以上8回に渡り、薗部氏の作品展を開催し、人と自然が共存する貴重な日本の風景を紹介しています。

●薗部 澄 (そのべ きよし)

1921年東京生まれ。1943年東方社入社。1947年サン・ニュース・フォトス入社、『週刊サン・ニュース』を担当。1950年岩波映画製作所入社、『岩波写真文庫』担当。1957年岩波映画製作所を退社、フリーとなる。1968年、1989年日本写真協会年度賞受賞。1995年「冬・日本海」「冬・北海道」で文化庁芸術選奨文部大臣賞を受賞。1996年逝去、享年75歳。写真集に「北上川」「黒川能」「忘れえぬ戦後の日本 −東・西日本編−」「日本の玩具」「ふるさと」「桜前線」「ノスタルジア −懐かしの最上川 昭和29年夏−」など多数。



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