日本カメラ博物館のlogo



1960年代、若き前衛美術家の足跡とそのプロフィール


平田 実  作品展

「とび出したアート」




「ハイレッド・センター」の"清掃/BE CLEAN!"イベント
(高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之)
銀座6丁目、1969年 Minoru HIRATA




 JCIIフォトサロンでは、2005年3月1日(火)から27日(日)まで、平田実作品展「とび出したアート」を開催いたします。

 1960年代のはじめ頃から、日本の美術界では既成の芸術表現方法にあきたらず、特に若い美術家たちがユニークな前衛美術活動(行動するアート=アクション・アート、パフォーマンス、ポップ・ハプニング等)により、美術界のみならず一般社会の面前に飛び出して注目を集めていきました。それは、日本におけるフルクサス活動("日常生活の中に芸術を見つけ展開しよう"という趣旨で1960〜1970年代に欧米で湧き上がる)の波を実感させ、アートの新しい表現方法を創造・実践しようとする青年美術家たちの鮮烈でパワフルな行為の数々でした。 この1960年代、日本は東京オリンピックを皮切りに新幹線の開通等、列島改造論とともに高度経済成長期さなかの社会状況であったことも大変意味深く、彼らの活動に少なからず影響を与えています。平田氏は、同年代の美術家たちと行動を同じくし、共有する社会的背景と合わせ、彼らの行為を写真に記録してゆきました。

 今回の作品展では高松次郎・赤瀬川原平・中西夏之(ハイ・レッド・センター)、オノ・ヨーコ(小野洋子)、篠原有司男、刀根康尚、中村宏、立石紘一、パイク・ナム・ユン(白南準)、秋山祐徳、加藤好弘・石田信市(ゼロ次元)、木下新、桜井孝身等、これら1960年代(1963年〜1969年)における若き前衛美術家たちの活動ぶり、及び、岡本太郎、ヤスパー・ジョーンズ、サム・フランシス、中原裕介、大岡信、滝口修造、磯崎新、宮田国男等の周辺の美術家・評論家など、若き美術家たちを取り巻く背景、周辺状況をカメラの目で捉えた作品、約80点(全作品モノクロ)を展示します。



●平田 実 (ひらた みのる)

 東京生まれ。国会事務局勤務後、業界誌の写真記者を経てフリー・フォトジャーナリストとして、「自然と人間の関係」及び「風」「旅」「空のスポーツ」を主題に出版各社、新聞社などマスコミの仕事に従事する。 特に、復帰後の沖縄から現在に至るまで本島〜離島を歩き、時代とともに急激な変貌を続けてきた沖縄の風土と人々の姿を記録する。 また、1960年〜70年代にわたって当時の前衛美術家による行動するアートの記録撮影を行う。 一方、風と人の関係を主体にスカイスポーツの世界(空に夢を描く人々の姿と空の美しさ)を取材、撮影及び執筆活動を続け、現在に至る。著書・写真集に「うるま」(1975年 読売新聞社刊)、「鳥になる本」(1978年 光風社刊)、「ボク風船にのったんだ」(1985年 講談社刊)、「風のくに」(1991年 情報センター出版局刊)、「熱気球・風と遊ぶ本」(1992年 成美堂出版刊)他多数。
日本写真家協会会員、風工房主宰。



ホームページ
JCIIトップページへ