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JCIIフォトサロンでは、来る2007年11月27日(火)より12月24日(月)まで「にっぽん1950年代――「岩波写真文庫」の世界――」作品編として東松照明、長野重一、名取洋之助、薗部澄、熊谷元一氏が撮影した写真作品を、また、JCIIクラブ25では、来る12月11日(火)より12月24日(月)まで同資料編として「岩波写真文庫」全286冊の展示を開催します。 「物語る写真」をスローガンに「岩波写真文庫」が刊行されたのは、1950年から1958年までの8年半でした。占領期から講和条約締結を経て、高度成長期にさしかかり、経済白書が「もはや戦後ではない」と宣言した頃までのことです。B6判という小冊子ながら森羅万象を写真で解き明かす1冊1テーマのシリーズは、人々に楽しみながら教養を身につけるものとして大歓迎され、刊行を重ねました。 戦前からグラフ雑誌制作で活躍していた写真家の名取洋之助氏が写真文庫の編集長格となり、岩波映画製作所の写真を中心に、地方で活躍するアマチュア写真家や学者の撮影した写真なども取り上げました。本展では、岩波映画製作所に所属していた東松照明氏による愛知県瀬戸の陶業、長野重一氏による大都会・東京の姿、名取洋之助氏による鹿児島県の離島の生活、薗部澄氏による鉄道とその周辺を、そして、アマチュア写真家・熊谷元一氏による長野県の小学校一年生をJCIIフォトサロンで展示します。また、JCIIクラブ25では「岩波写真文庫」全286冊を一堂に展示し、携わった人々の言葉などによって解説します。 ゆっくりと時間の流れていたあの頃は、繁栄を謳歌する今日の私たちの原点です。1950年代日本を、「岩波写真文庫」の写真作品と資料を通じて蘇らせる展示となります。 なお、本展では、写真の味わいをお楽しみいただけるように、株式会社岩波書店と各作家のご協力を得て、東松氏の作品は全てが撮影当時のビンテージプリントを、長野氏の作品は全てが作者の手によるオリジナルプリントを、また、名取氏作品は初公開のニュープリントを展示します。 |
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