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| JCIIフォトサロンでは、来る9月30日(火)から10月26日(日)まで、富山治夫作品展「現代語感 OUR DAY」を開催いたします。 「現代語感 OUR DAY」は1964年から1年4ヶ月の間、朝日ジャーナルで企画・連載されたものです。しかしその後、富山治夫氏は異なる雑誌で長年にわたり作品を発表し続け、氏の代表的な作品群となりました。 朝日ジャーナルで開始された「現代語感 OUR DAY」は当時のマスメディアなどで数多く使われていた、いわゆる世情を表わす熟語、「過密」「連帯」「許容」などをイメージに基づいた気分の写真と、飯沢匡氏、大江健三郎氏、曽野綾子氏らが執筆したエッセーとで表現したシリーズで、それぞれを違った専門家が担うという企画でした。1960年代は東京オリンピック開催や、日米安全保障条約反対運動の起こった日本の転換期であり、日本人の価値観までもが大きく変化した時代です。その時代のさなか、マスコミに多く使われる熟語を写真で表現するというのであればやはり直接的で辛辣な社会批評が色濃くなることを想像します。しかしながら作品は、時の流れを追った社会戯評という形になっています。作品が単語を表わすストレートな映像に留まらないのは 、"熟語"があらかじめ設定されたものでありながらも、富山氏がそれを独自の感性で再構築しているからです。作られた作品は氏の創作であり、見るものは、作品の裏にひそむ作者の社会に対する悲哀と冷徹さを感じることでしょう。 富山氏は若い頃に週刊誌・新聞社という、時代を追いかける世界に身を置いていました。「現代語感 OUR DAY」はマスメディアの現場で磨かれた鋭い感性と瞬発力、それに氏の特異な表現力と技術が見事に融合してできた作品群といえるでしょう。「現代語感 OUR DAY」の展示は、海外では何度も行なわれ高い評価を受けていますが、日本では今回が初公開になります。 |
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●富山治夫 (とみやま はるお) 1935年、東京・神田に生まれる。 『女性自身』「朝日新聞社出版写真部」を経て1966年よりフリーとなる。 主な受賞歴は、1965年 日本写真批評家協会新人賞、1978年 講談社出版文化賞、1980年 日本写真協会年度賞、1981年 芸術選奨文部大臣新人賞、1989年 写真百五十年マスター顕彰、1995年 日本写真協会文化振興賞、2003年 平成十五年度 紫綬褒章、2005年 スポニチ芸術大賞。 主な著書は、『現代語感』(中央公論社)、『佐渡島』(朝日新聞社)、『日本の挽歌』(角川書店)、『中国』全3巻(日本交通公社)、『京劇』1・2(平凡社)、『市川團十郎』(平凡社)、『佐渡万華鏡』(郷土出版社)、『三国志』(TOW企画)、『禅修行』(曹洞宗出版部)。その他多数。 |
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