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広田 尚敬 作品展

「蒸気機関車の時代 〜昭和34年とF〜」



広田尚敬



 JCIIフォトサロンでは、来る2010年6月29日(火)から8月1日(日)まで、広田尚敬作品展「蒸気機関車の時代〜昭和34年とF〜」を開催いたします。

 広田尚敬氏は幼い頃から鉄道に魅せられ、中学3年生の時に初めて鉄道写真を撮影しました。その後高校、大学と進学しながら作品を発表し、1960年よりフリーランスのカメラマンとして活躍されています。当初は電車に惹かれて始めた鉄道写真ですが、次第にSLの魅力にも虜になり、鉄道写真全般で活躍されその名を不動のものとしました。

 今回は、広田氏の鉄道写真活動歴60周年を記念して、出版社6社を横断して7冊出版されている写真集の中から、「昭和三十四年二月北海道」(ネコ・パブリッシング)と「Fの時代」(小学館)を再構成し、「蒸気機関車の時代〜昭和34年とF〜」と題してご覧いただきます。

 この2冊の写真集はどちらも広田氏が若かりし頃撮影した作品で、鉄道の持つフォルムの力強さや躍動感が表現されています。「昭和三十四年二月北海道」(ネコ・パブリッシング)は、最後の活躍を続ける古典ロコの姿を求めて単身で厳冬の北の大地へ向かった記録であり、いわば広田氏の鉄道写真の原点ともいえるでしょう。しのぎやすい夏ではなく、あえて極寒の北海道でその地域特有の季節感を鉄道と共に写真に収めています。「Fの時代」(小学館)は、ニコンのFを使いこみ、撮影に明け暮れていた時代の作品で、ニコンFのタフさや精巧さが厳しい撮影状況でシャッターチャンスを生かすのに役立っています。

 鉄道写真は、この国の特徴ある四季折々の自然や風土だけでなく、乗客や乗務員を通して生活や文化までも写し取る時代の鏡でもあります。そこに「鉄道が大好き」で「写真が大好き」であるという広田氏の優しいまなざしが加わり、多くの人々から支持される広田氏ならではの鉄道写真になっています。



広田尚敬 Hirota Naotaka

今年、鉄道写真活動60周年を迎えた。中学3年生から鉄道を撮り始め、74歳の今年で60年、永く続けられた理由は鉄道が好きで憧れていたからだ。
そこで、6社を横断して7冊の記念出版を刊行する運びになった(出版社を横断の記念出版は前代未聞の初快挙だそうです)。うち2冊は若い頃に撮影したモノクローム。高い評価を得て、JCII写真展「蒸気機関車/昭和34年とF」へ発展した。

1935年東京生まれ、現代の鉄道写真を構築し、トップノッチとして発展させている。
<鉄道写真活動60周年記念出版>
「Fの時代」 小学館 モノクロ、ニコンFで撮影した写真集
「昭和34年2月北海道」 Nの時代 ネコ・パブリッシング 卒業旅行は北海道でした
「鉄道写真バトル」 VSの時代 モーターマガジン社 若い鉄道写真家とのバトル集
「永遠の蒸気機関車」 Cの時代 JTBパブリッシング すべてキヤノンで撮影したラストSLのカラー写真集
「電車大集合」(仮) Kの時代 講談社 可能な限りの電車を盛り込んだ子供向け写真集
「ブリッジ」(仮) Bの時代 講談社 鉄道橋ばかりを集めたユニークな写真集
「Dの時代」(仮) インプレス・ジャパン 愛する鉄道路線を訪ねるルポ写真集 現在デジタルカメラマガジンに連載中

★この展示に合わせて、この展示に合わせて、2010年7月3日(土)に月刊IKKI(小学館)編集長の江上英樹氏と月刊レイル・マガジン(ネコ・パブリッシング)編集長の名取紀之氏をお招きし、広田尚敬氏講演会「SL 〜昭和34年とF〜」を開催いたします。是非ご参加ください。(※要電話予約)


 
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