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「幕末・明治の富士」

「田子の浦より 田子の浦橋と富士を望む」 1880-1890年代  撮影:鹿島 清兵衛

 
 JCIIフォトサロンでは、古写真シリーズの26回目として、来る2014年1月6日(月)から2月2日(日)まで、「幕末・明治の富士」展を開催いたします。

 静岡県と山梨県の境にそびえる、標高3,776mの日本最高峰の富士山は、今年の6月に「富士山−信仰の対象と芸術の源泉」という名で、ユネスコの世界文化遺産に登録され、大きな話題となりました。
富士山は、その雄大で美しい姿と、時々噴火し災害をもたらすことなどから、古来より神仏の住む霊山として人々に崇められてきました。鎌倉・室町時代には修験者が修行を行う宗教的に特別な場所で、ごく一部の人間しか立ち入れませんでしたが、江戸時代に関東で富士山を信仰する富士講が大流行すると、一般庶民も富士登山ができるようになりました。

 また、美しい裾野をひく富士の姿は、様々な芸術のモチーフとされてきました。江戸時代には葛飾北斎や歌川広重が浮世絵で、様々な場所から見た富士山を描きました。その後幕末に日本にもたらされた写真術によって、富士山を被写体とした写真が撮影されるようになり、当時の写真館のスタジオの書割や屏風絵にも富士が数多く描かれました。幕末・明治期の写真は主に外国人向けのお土産として販売されていたので、おそらく外国人にとっても富士山は魅力的な存在だったのでしょう。

 今回は、当館で所蔵している幕末・明治期に撮影された富士山の写真を中心に、約100点を展示いたします。フェリーチェ・ベアト、スティルフリード、ウィルヘルム・バーガー、下岡蓮杖、臼井秀三郎、内田九一、ファサリ、玉村康三郎、鈴木真一、日下部金兵衛、鹿島清兵衛など、当時の高名写真師が富士吉田、須走、田子の浦、沼川など様々な場所から撮影した富士の姿と、書割や屏風絵に描かれて、人物写真に写りこんだ富士山をご覧いただきます。
 
 撮影されてから100年以上経った富士山は今も変わらない姿で見る事ができますが、写真に写りこんだ人々や周囲の様子は劇的に変化しました。変わりゆくものと変わらないもの。時の流れを感じながら、美しい富士の姿をお楽しみ下さい。


タイトル

「幕末・明治の富士」

開催期間

2014年1月6日(月)〜2月2日(日)

展示内容

静岡県と山梨県の境にそびえる、標高3,776mの日本最高峰の富士山は、今年の6月にユネスコの世界文化遺産に登録され、大きな話題となった。雄大で美しい姿と、時々噴火し災害をもたらすことから、古来より神仏の住む霊山として人々に崇められてきた。また美しい裾野をひく富士の姿は様々な芸術のモチーフとされ、江戸時代には多くの浮世絵で描かれ、幕末に写真が伝来すると、被写体としてだけでなく、写真館スタジオの背景の書割や屏風絵としても使われた。

今回は当館所蔵のベアト、スティルフリード、下岡蓮杖、内田九一などの高名写真家が撮影した、幕末・明治期の富士山の写真を中心に、約100点を展示する。

展示点数

約100点

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

開館時間

10:00〜17:00

休館日

毎週月曜日(ただし、祝日の場合は開館)

入館料

無料

所在地

102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル1階

交通機関

  • 東京メトロ半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • 東京メトロ有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • 都営バス「都03 グリーンライン(四谷駅=半蔵門=日比谷=銀座四=晴海埠頭)」半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

* 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮くださいませ。
* JR東京駅からは、東京メトロ
丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。

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