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―幕末・明治の肖像写真―

「海を渡った侍たち」

「咸臨丸の艦長 勝 海舟」 
ティンタイプ 81×68mm 撮影者:ウィリアム・シュー(サンフランシスコ) 撮影年:1860年


 
 JCIIフォトサロンでは、古写真シリーズの32回目として、来る2016年8月2日(火)から8月28日(日)まで、―幕末・明治の肖像写真―「海を渡った侍たち」展を開催いたします。今回は、幕末・明治維新の時代に欧米へ派遣された使節団の肖像写真、約130点を展示いたします。

 嘉永6年(1853)とその翌年に、黒船を率いた日本遠征艦隊司令官ペリー提督が開国を求め来航したことから、鎖国政策を続けてきた日本は嘉永7年(1854)、ついに日米和親条約を締結し、200年余りも続いた鎖国の扉を開けました。次いで安政5年(1858)の日米修好通商条約締結後、本格的に外国船が来航するようになると、幕府は条約の批准や改正交渉のため、欧米へ使節団を派遣するようになりました。

 開国後初の公式訪問団である万延元年(1860)の遣米使節団をはじめ、文久元年(1861)の第1回遣欧使節団(フランス、イギリス、オランダ、ドイツ、ロシア、ポルトガル)、文久3年(1864)の第2回遣欧使節団(フランス)、文久2年(1863)に派遣されたオランダ留学生、慶応3年(1867)に幕府が最初で最後に参加したパリ万国博覧会へ派遣された、徳川昭武率いる使節団、幕府から政権が代わり、新政府が不平等条約改正や国書の提出と留学生派遣のために送った明治4年(1871)の岩倉使節団(アメリカ、ヨーロッパ諸国)のメンバーらが当時現地で撮影された、貴重な写真が多数残されています。

 メンバーそれぞれに使命は違いますが、丁髷に袴、大小の刀を脇に差したいでたちの彼らは、各国では異様な姿に写ったようで、海を渡った侍たちの姿は、新聞の挿絵になるほど話題となりました。彼らの挿絵が載った当時の新聞も、会場で写真とともに展示いたします。

 遣米使節団の随行船・咸臨丸の艦長として使節に随行した勝海舟、遣米使節と第1回遣欧使節に随行した福沢諭吉、オランダに留学した榎本武揚、岩倉具視率いる使節団に随行した木戸孝允、伊藤博文、大久保利通など、幕末・明治維新の動乱期に海を渡って新たな文化を肌で感じ、明治維新では近代化に大きく貢献した者も多い使節たちの姿は、みなエネルギーにあふれ凛々しい表情をしています。

 また、津田塾大学の前身である女子英学塾を創設した津田梅子を含む、岩倉使節団に随行した5名の女子留学生たちや、パリ万博内の日本茶屋で人気を博した三人の柳橋芸者など、当時としては非常に珍しく海外へ渡航できた女性たちの姿もご覧いただきます。


★この展示に合わせて、古写真収集家の石黒敬章氏をお招きし、井桜直美とのトークショー「海を渡った侍たち」を語るを2016年8月27日(土)に開催いたします!是非ご参加ください。 ←定員に達したため、受付を終了いたしました。



タイトル

―幕末・明治の肖像写真―  「海を渡った侍たち」

開催期間

2016年8月2日(火)〜8月28日(日)

展示内容

勝海舟、福沢諭吉、榎本武揚、岩倉具視、木戸孝允、伊藤博文、大久保利通など、幕末・明治維新の動乱期に欧米に派遣された使節団の肖像写真、約130点を展示。

万延元年(1860)の遣米使節団をはじめ、文久元年(1861)の第1回遣欧使節団、文久3年(1864)の第2回遣欧使節団、文久2年(1863)に派遣されたオランダ留学生、慶応3年(1867)のパリ万国博覧会へ派遣された、徳川昭武率いる使節団、明治政府が不平等条約改正や国書の提出と留学生派遣のために送った岩倉使節団のメンバーらが、現地で撮影された姿をご覧いただく。丁髷に袴、大小の刀を脇に差したいでたちの彼らは、新聞の挿絵になるほど話題となった。その当時の新聞も写真とともに展示する。

展示点数

約130点

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

開館時間

10:00〜17:00

休館日

毎週月曜日(ただし、祝日の場合は開館)

入館料

無料

所在地

102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル1階

交通機関

  • 東京メトロ半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • 東京メトロ有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • 都営バス「都03 グリーンライン(四谷駅=半蔵門=日比谷=銀座四=晴海埠頭)」半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

* 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮くださいませ。
* JR東京駅からは、東京メトロ
丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。

 

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