JCIIフォトサロン:「示威と宣揚 戦中の国策写真1」展 関連イベント JTB旧蔵ストックフォトの読みかた
開催のお知らせ
JCIIフォトサロンでは、来る2025年7月1日(火)から7月27日(日)まで開催する「JTB旧蔵ストックフォトから見る日本『示威と宣揚 戦中の国策写真 1』」展に合わせて、7月13日(日)に本展をキュレーションした写真史研究・写真評論家の白山眞理氏(前・日本カメラ財団調査研究部長)を講師に、トークイベントを開催いたします。
本展は、弊館所蔵のJTB旧蔵ストックフォト原板の中から見出された戦中の国策写真を、鮮明なニュープリントでご覧いただく展示です。
イベントでは、同原板の整理及びデータ化を進める弊館スタッフの小須田望が実際に行っている作業内容を説明し、展覧会開催にあたっての調査研究で判明した歴史的背景などを白山氏に解説いただきます。国民の意識や行動をコントロールすることを目的に制作・配布された戦中の国策写真がどのようなものであったのか、展示作品や当時のグラフ誌などをプロジェクターで投影しながら語っていただきます。
白山 眞理(しらやま まり)
写真史研究、写真評論。学術博士。前・日本カメラ財団調査研究部長。主なキュレーションは「名取洋之助と日本工房作品展」(JCIIフォトサロン、2003年)、「戦争と平和」(IZU PHOTO MUSEUM、2015 年)、「名取洋之助と土門拳」(土門拳記念館、2023年)など。主な著書は、『名取洋之助と日本工房 1931-45』(共編、岩波書店、2006年)、『〈報道写真〉と戦争』(吉川弘文館、2014年)、『京都大学人文科学研究所所蔵 華北交通写真資料集成』(共編、国書刊行会、2016年)など。主な受賞は、日本写真芸術学会学術賞(2003年)、日本写真学会学術賞(2014年)、日本写真協会賞学芸賞(2015年)など。
小須田 望(こすだ のぞみ)
2013年に一般財団法人日本カメラ財団に入社。2024年よりJCIIフォトサロン責任者として展示企画、収蔵作品全般の管理を担当。
開催概要は下記のとおりです。
- 開催日時
2025年7月13日(日) 14:00~16:00 (開場13:30) - 場所
東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル 6階会議室
(東京メトロ半蔵門線半蔵門駅下車4番出口より徒歩1分) - 応募方法
JCIIフォトサロンにて直接受付、または電話にて受付
お申込み・お問合せ先:03-3261-0300 (受付時間:平日・土日ともに10:00~17:00) - 定員
50名(定員になり次第締め切らせて頂きます) - 受講料
300円(友の会会員・学生は無料)