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カメラの種類②－１　空を撮る　―航空カメラ―

＜特殊（とくしゅ）な目的に使うカメラ＞空を撮（と）る　―航空（こうくう）カメラ―

１．ドッペル鳩（はと）カメラ
	作られた年	１９０８年ごろ
	作った会社	Ｊ．ノイブロンナー （ドイツ製）
	カメラを鳩（はと）の胸につけて、飛んでいるときに地上を撮影（さつえい）するパノラマカメラ。タイマーで自動的（じどうてき）に写真が撮（と）れるようになっている。

２．ウィリアムソン航空（こうくう）カメラ
作られた年	１９１７年ごろ
作った会社	ウィリアムソン（イギリス製）
飛行機（ひこうき）に取りつけて地上を撮影（さつえい）するカメラ。先についているプロペラの回転（かいてん）のちからでフィルムを巻き上げる。撮影（さつえい）するためのレンズは底（そこ）の部分（ぶぶん）についている。

３．Ｆ．＆Ｓ．航空（こうくう）カメラＢ型
作られた年	１９１７年ごろ
作った会社	Ｅ・コダック・フォーマー＆シュイング・ディビジョン（現在のコダック、アメリカ製）
頑丈（がんじょう）で長い風よけがつけてある。撮影（さつえい）はグリップをにぎり引き金を引くとシャッターが切れるしくみになっている。

４．九九式極小航空写真機（ごくしょうこうくうしゃしんき）
作られた年	１９３９年
作った会社	東京光学（とうきょうこうがく）（日本製）
飛行機（ひこうき）から手で持って撮影（さつえい）する航空（こうくう）カメラ。とても風が強いなかで撮らなければならないので、金属（きんぞく）で丈夫（じょうぶ）につくってある。

５．ニコン全天（ぜんてん）カメラ
作られた年	１９６０年
作った会社	日本光学工業（にっぽんこうがくこうぎょう）（現在（げんざい）のニコン、日本製（せい））
もともとは気象庁（きしょうちょう）が雲の量を測定（そくてい）するためにメーカーに作ってもらったカメラ。地上から空に向けて撮影（さつえい）すると、１８０°の範囲（はんい）を円形（えんけい）の画面（がめん）に写すことができる。

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