カメラの歴史① 「カメラのはじまり ~カメラって何?~」
カメラのはじまりは、なんと壁に穴が開いただけの暗い部屋でした。 それは紀元前に「カメラ・オブスキュラ」と呼ばれたもので、カメラは 「部屋」、オブスキュラは「暗い」という意味です。 四角い部屋の壁にひとつ小さな穴を開け、この穴から入った光が反対側の壁に届くと、外の景色が映るのです。
時代が進むと、それはもっと小さく持ち運べるサイズの箱になりました。小さな穴の代わりにレンズが付き、箱の中に入ってきた光をすりガラスに映し、そこに映った景色を紙に写し取ると、本物そっくりの絵がかけるため、画家たちが写生用に使っていました。
その箱はさらに改良され、箱の中に映った景色を人間が写し取るのではなく、科学的な方法で写し取るために、多くの人々が研究をかさねました。
1839年、フランスのダゲールという人がダゲレオタイプ(銀板写真)について発表し、発売された「ジルー・ダゲレオタイプ・カメラ」が世界で初めて発売されたカメラです。
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