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カメラの種類②-8 ピストル型カメラ

<変わったかたちのカメラ>ピストル型カメラ
1.トンプソン・レボルバー
作られた年 1862年ごろ
作った会社 トンプソン(フランス製)
世界最初の市販しはんカメラができてからたったの23年ほどで、こんなおもしろい形のカメラがつくられていた。レンズを上にスライドさせるとファインダー用のレンズにもなる。
2.フォトレボルバー
作られた年 1882年
作った会社 アンジャルベール(フランス製)
カウボーイや警察官けいさつかんが持つような、レボルバー(回転かいてん)式のピストルに似せてつくった金属製きんぞくせいのカメラ。本物ほんもののピストルのように引き金を引くと写真がれるようにできている。
3.フォトグラフィック・カノン
作られた年 1913年
作った会社 ロマイン・タルボット(ドイツ製)
「カノン」は日本語で「大砲たいほう」。その名のとおりピストルというより大砲たいほうのような形をしている。昔の写真家がお客さんの目をひくようにこんな形につくったのかもしれない。ったらすぐに現像(げんぞう)して写真ができるようになっている、サービス満点まんてんのカメラ。
4.ソルントン射撃鑑査しゃげきかんさカメラ マークIIIH
作られた年 1915年
作った会社 ソルントン=ピッカード(イギリス製)
第一次世界大戦中だいいちじせかいたいせんちゅう空中戦用くうちゅうせんよう射撃訓練しゃげきくんれんカメラ。本物のたまを使わずに射撃しゃげき訓練くんれんをするためにつくられた。ねらいをさだめたものにレンズを向けて、引き金を引いてシャッターを切る。ねらったものが写真に写っていれば、たまが当たったのと同じことになる。
5.マミヤ ピストルカメラ
作られた年 1954年
作った会社 マミヤ光機こうき(現在のマミヤオーピー、日本製)
いまでもいちばんポピュラーなフィルム(135フィルム)を使うピストル型カメラ。ふつうのカメラの半分の画面サイズ(18×24ミリ)65枚ることができる。
6.ドリュー 2-16
作られた年 1955年
作った会社 ドリューカメラ(日本製)
オートマチック式のピストルに似せてつくられたカメラ。グリップのなかに使いきりのフラッシュが6個入る。引き金をひくとフラッシュがセットされてピカッと光り、同時どうじにシャッターが切れる。