写真展

木之下晃作品展「日本の演奏家」

開催期間:2006年9月26日(火)2006年10月29日(日)

井上直幸
2000.4.10 カザルスホール
(c)木之下 晃

 JCIIフォトサロンでは、来る2006年9月26日(火)から10月29日(日)まで、木之下晃作品展「日本の演奏家」を開催いたします。

 木之下氏はクラシックの音楽家を中心に40年余にわたって写真撮影を続けています。音楽家の内面を凝視し、彼らが表出する一瞬の動きに集中してシャッターを切る氏の作品は、「音楽が聞こえる」写真として演奏家や音楽ファンからも高く評価されています。

 JCIIフォトサロンでは98年11月に、世界で一番多くの音楽家のライブポートレイトを撮影する写真家として木之下氏の「音楽家~世界のマエストロたち~」を開催し、好評を博しています。JCIIフォトサロンで2度目となる今回の展示は、氏にとって通算69回目の写真展にあたりますが、日本人の演奏家だけで構成する展覧会は初めての試みとなります。

 今回の作品展では、齋藤秀雄、朝比奈隆などの日本音楽界の巨匠から、小澤征爾、大野和士、大植英次など、世界を舞台に活躍する現役の指揮者たち、安川加寿子、内田光子らピアニスト、巌本真理、諏訪根自子、五嶋みどりらヴァイオリニスト、東敦子、林康子、渡辺葉子ら歌手など、木之下氏みずからがセレクトされた、故人・現役の日本の音楽家たち約80名が演奏中に音との戯れと緊張の狭間に示す表情を捉えた作品、約80点(全作品モノクロ写真)を展示いたします。

 モノクロームの映像は、それを見る私たちの想像力をかきたて、演奏家たちの特徴ある一瞬を捉えた作品からは、彼らの奏でる音楽を感じ取ることが出来るでしょう。


木之下 晃 (きのした あきら) 
1936年、長野県諏訪市生まれ。日本福祉大学卒業。中日新聞社、博報堂を経てフリーの写真家となり現在に至る。横浜市在住。1971年に自費出版した『音楽家~音と人との対話』で日本写真協会賞新人賞を受賞。以後、クラシック音楽の世界を中心に音楽家を撮影。86年に写真集『世界の音楽家』(全3巻、小学館)で芸術選奨文部大臣賞を受賞。2005年度日本写真協会賞作家賞受賞。『巨匠カラヤン』(朝日新聞社)など写真集、著作多数。

 

タイトル

木之下晃作品展「日本の演奏家」

開催期間

2006年9月26日(火)~10月29日(日)

展示内容

今回の作品展では、齋藤秀雄、朝比奈隆などの巨匠から、小澤征爾、大野和士、大植英次など、世界を舞台に活躍する現役の指揮者たち、安川加寿子、内田光子らピアニスト、巌本真理、諏訪根自子、五嶋みどりらヴァイオリニスト、東敦子、林康子、渡辺葉子ら歌手など、木之下氏みずからがセレクトされた、故人・現役の日本の音楽家たち約80名が演奏中に見せる一瞬の表情を捉えた作品、約80点(全作品モノクロ写真)を展示。クラシックの音楽家を中心に、40年にわたって写真撮影を続ける木之下氏にとって初の試みとなる「日本の演奏家」のみで構成する写真展。

展示点数

約80点(全作品モノクロ)

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

図録はこちら

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)

入館料

無料

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 – 半蔵門 – 日比谷 – 銀座四 – 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 – 東京女子医大前 – 四谷駅前 – 半蔵門 – 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。