写真展

中西浩作品展「報道写真 半世紀」

開催期間:1999年8月31日(火)1999年9月26日(日)

春の園遊会に招かれた柳家金五楼師匠 1968(昭和43)年

 JCIIフォトサロンでは、来る1999年8月31日(火)から9月26日(日)まで、中西浩作品展「報道写真 半世紀」を開催します。

 報道規制の解除、夕刊紙の復活など報道機関としての機能を回復、変化させ始めていた戦後の激動期に毎日新聞社に入社した中西氏は、激しく変貌する時代を象徴する出来事を写し撮るべく、時には危険な場所に身を置き、社会、事件、人物、風俗等あらゆる被写体を追い求め、取材を敢行していきました。すばやくかつ広く人々に社会の出来事を伝達する報道カメラマンに捉えられた世界には、平穏な日常の中では感じることのできない、世界中で起こっている様々な事象の上に、我々の生活が成り立っているという事実が露呈されています。1950年台から半世紀にわたり報道写真の現場で時代を模索してこられた氏の作品の軌跡を、ぜひご覧になっていただきたいと思います。

 今回の作品展では、戦火に生きるベトナムの人々、毛沢東主席追悼大会に参列する百万人の中国国民、ご成婚の朝、自宅前で家族に挨拶をする正田美智子さん(現・皇后陛下)、映画「椿三十郎」に取り組む黒澤明と三船敏郎、開通したばかりの東京湾アクアラインの空撮など、半世紀に亘り捉えられた時代を象徴する作品約100点(全作品モノクロ)を展示します。

中西 浩(なかにし ひろし)
1930年静岡県御殿場市に生まれる。毎日新聞社東京本社写真部長、特別嘱託を経て、1986年フリーになる。1982年には、アムステルダム(オランダ)で行われた第25回世界報道写真コンテストの国際審査委員を務めた。1976年”毛沢東・百万人の葬列”で世界報道写真コンテスト・ニュースフィーチャー部門1位受賞、1986年公共福祉広告“思いやり”で、第25回消費者のためになった広告コンクール優秀賞受賞。日本写真協会会員。

タイトル

中西浩作品展「報道写真 半世紀」

開催期間

1999年8月31日(火)~9月26日(日)

展示内容

戦火に生きるベトナムの人々、毛沢東主席追悼大会に参列する百万人の中国国民、ご成婚の朝、自宅前で家族に挨拶をする正田美智子さん(現・皇后陛下)、映画「椿三十郎」に取り組む黒澤明と三船敏郎、開通したばかりの東京湾アクアラインの空撮など、半世紀に亘り捉えられた時代を象徴する作品約100点(全作品モノクロ)を展示。

展示点数

約100点(全作品モノクロ)

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)

入館料

無料

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 – 半蔵門 – 日比谷 – 銀座四 – 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 – 東京女子医大前 – 四谷駅前 – 半蔵門 – 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。