写真展

一色一成作品展「ミシシッピー河のシンティア 1969」

開催期間:2001年10月2日(火)2001年10月28日(日)
Cyntia
ブッシュ自然公園 セントルイス

 JCIIフォトサロンでは、来る2001年10月2日(火)から10月28日(日)まで、一色一成作品展「ミシシッピー河のシンティア 1969」を開催します。

 一色氏は、東京写真短期大学在学中の1957年から写真家・秋山庄太郎氏に師事し、フリーランスとなった1964年に広告写真の研修のため渡米しました。1969年に帰国してからの活躍は目覚ましく、“おんな”をモチーフに数々の作品を発表し、コマーシャルの世界で異才のフォトグラファーとして活躍しています。今回の作品展は、氏が渡米中に出逢い、その後の創作活動の原点となった18歳の少女シンティアとのフォトストーリーです。

 女優を夢見る学生であったシンティアが、スタジオを訪れた日からこの物語は始まりました。美しく、豊かな感性を持つシンティアに強烈に惹かれた一色氏は、彼女のすべてを記録して行きました。私生児であること、夢、不安、レイプ、死、愛…。心に秘めた様々な想いを全身で表現するシンティアを撮るという行為は、二人にとって写真による心の対話だったのです。時空も言葉も超えた写真家とモデルの記録は、激しく切ない想いがいっぱいにつまった世界です。

 今回の作品展では、1968年から1969年にかけての6カ月間に交わした、シンティアと一色氏の心の対話を写真に捉えた作品約90点(全作品モノクロ)をご紹介いたします。

一色 一成(いっしき いっせい)
1936年大連生まれ、東京で育つ。1956年東京写真短期大学(現・東京工芸大学)入学。1957年在学中から秋山庄太郎氏に師事。チーフアシスタントを経て1964年フリーとなり渡米、デザインスタジオObata Studio Inc.写真部入社。1969年帰国しIsshiki Studio設立、本格的に活動開始。“おんな”をテーマに、太地喜和子、真野響子、夏目雅子、秋吉久美子、浅野温子など数々の女優やモデルを撮影、作品を発表。十数社のTVCFの演出を手がけるなど幅広く活動する。写真展開催多数。主な写真集に、秋吉久美子写真集「つかのまの久美子」、太地喜和子写真集「太地喜和子・舞台写真1992-1976」、水前寺清子写真集「水前寺清子・彩」など。現在、日本広告写真協会会員、東京工芸大学特別講師。

 

タイトル

一色一成作品展「ミシシッピー河のシンティア 1969」

開催期間

2001年10月2日(火)~10月28日(日)

展示内容

1968年から1969年にかけての6カ月間に交わした、シンティアと一色氏の心の対話を写真として表現した、熱く、切ないフォトストーリー約90点(全作品モノクロ)を展示。

展示点数

約90点(全作品モノクロ)

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)

入館料

無料

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 – 半蔵門 – 日比谷 – 銀座四 – 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 – 東京女子医大前 – 四谷駅前 – 半蔵門 – 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。