写真展

江成常夫作品展「基地のなかの沖縄」

開催期間:2002年4月23日(火)2002年5月26日(日)
「バーキ」姿のおばさんと外国人が行き交う商店街。
沖縄ならではの時間が流れていた。

 JCIIフォトサロンでは、来る2002年4月23日(火)から5月26日(日)まで、江成常夫作品展「基地のなかの沖縄」を開催します。

 江成氏は、一貫してドキュメンタリーの手法で被写体と対峙し、ジャーナリズムにおける写真の本質や役割を提起しつづけている写真家です。その作品は、安易に写真的技巧に頼ることなく、文明や歴史の歪みや影の部分を真正面から捉え人間の内面と向き合った、写真の普遍的価値を問うものです。

 「沖縄返還協定」に日米外相が調印した1971(昭和46)年6月17日、江成氏は新聞社から特派され、現地でこの日の光景を取材していました。沖縄の人々の悲願であった本土復帰を祝う記念行事が行われる一方、返還協定反対デモや、日本と米国のはざまでゆれ動く沖縄の人々の姿は、高度経済成長を成し遂げた本土とはかけ離れた光景でした。沖縄そして戦後日本にとってエポックでありメモリアルであった筈のこの日の記録は、今なお続く基地返還問題と絡め、30年前と現在を見つめ、私たちそれぞれが責任を持って考えるべきだと訴えています。

 今回の作品展では、沖縄の風土、返還協定反対運動、本土復帰への喜びなど、1971年返還協定が調印される日の沖縄の風景や人々の姿を中心に、日本の現代史や日本人のアイデンティティーを鋭く問う作品82点(全作品モノクロ)を展示します。

 

江成 常夫(えなり つねお)
1936年神奈川県生まれ。1962年毎日新聞社入社。1974年退社、フリーとなる。以後、国内をはじめ、アメリカで「戦争花嫁」、中国で「中国残留日本人孤児」などを撮影。戦後経済発展のもとで忘れられてきた日本人を通し、写真の普遍的価値を問い続ける。現在、九州産業大学大学院教授、ニッコールクラブ会長、ニコンサロン運営委員、神奈川県美術展委員。主な受賞に、第27回日本写真協会新人賞、第6回木村伊兵衛賞、第4回土門拳賞、第37回毎日芸術賞、第50回日本写真協会年度賞、2001年度神奈川文化賞、相模原市民文化彰など。主な写真展に、「家族・ニューヨーク」、「花嫁のアメリカ」、「家族の肖像 1976~1992」、昭和史の風景「花嫁のアメリカ 1978~98」、「シャオハイの満州」、「ヒロシマ―万象」など。写真集・著作に「ニューヨークの百家族」(平凡社)、「花嫁のアメリカ」(朝日新聞社、講談社)、「シャオハイの満州」(集英社、新潮社)、「まぼろし国・満州」(新潮社)など多数。

 

タイトル

江成常夫作品展「基地のなかの沖縄」

開催期間

2002年4月23日(火)~5月26日(日)

展示内容

沖縄の風土、返還協定反対運動、本土復帰への喜びなど、1971(昭和46)年返還協定が調印される日の沖縄の風景や人々の姿を中心に捉え、復帰30年を迎えた沖縄を原点に立ち戻って考える作品82点(全作品モノクロ)を展示。

展示点数

82点(全作品モノクロ)

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)

入館料

無料

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 – 半蔵門 – 日比谷 – 銀座四 – 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 – 東京女子医大前 – 四谷駅前 – 半蔵門 – 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。