写真展

英伸三作品展「里と農の記憶」

開催期間:2009年4月28日(火)2009年5月31日(日)
(c)英 伸三

 JCIIフォトサロンでは、来る2009年4月28日(火)から5月31日(日)まで、英伸三作品展「里と農の記憶 1965-2001」を開催いたします。

 英伸三氏は東京綜合写真専門学校を卒業後、フリーのカメラマンとしてジャーナリズムの分野で活躍し、高度経済成長期の日本社会の変貌を取材し続けました。その中でも農業問題をテーマに取り上げたドキュメンタリー作品は特に著名です。

 「里と農の記憶 1965-2001」は日本列島を南から北へ、西から東へ、四季折々の農村の光景を記録した作品群です。

 撮影の時は村に滞在し自転車で村を散策しながら撮影するという英氏は、農村社会に身をおいて生活に溶け込み農民との信頼関係を築き上げました。だからこそ農民たちの自然な様子を引き出すことができたのでしょう。撮影から暗室でのプリントまで自身で行うということももちろん、写真からみて取れる農民の表情そのものからも英氏の作品制作に対する真摯な姿勢が窺えます。
また、英氏の作品からは主観的視点と客観的視点の両方を感じることができます。農業と身近に育った英氏が切り取る土の香りや農民の素顔はとても親近感に満ちていますが、変わりゆく農村の状況を記録する姿勢には使命感すら感じます。

 本展示では、「里と農の記憶 1965-2001」というタイトルのとおり、見る者のこころの奥底にある記憶を喚起させる作品、約80点(すべてモノクロ)をご覧いただきます。

英 伸三(はなぶさ しんぞう)
1936年、千葉市生まれ。東京綜合写真専門学校卒。
日本写真家協会会員。フリー。農村問題などを通じて日本社会の姿を追い続けた。1992年から中国の上海と江南一帯の明、清時代の面影を残す運河沿いの鎮を訪ね、「改革・開放」の近代化政策によって姿を変えていく街のたたずまいと人々の暮らしぶりを記録している。

[写真集]1971年 『農村からの証言』朝日新聞社、1978年 『1700人の交響詩』高文研、1979年 『子どもたちの四季』三省堂、1983年 『やませ偏東風に吹かれた村』家の光協会、1984年 『新富嶽百景』岩波書店、1989年 『英伸三が撮ったふるさときゃらばん』晩聲社、1989年 『日本の農村に何が起こったか』大月書店、1990年 『一所懸命の時代』大月書店、1995年 『町工場・鋼彩百景』日本能率協会マネジメントセンター、1999年 『鹿児島発・農れんれん』日本カメラ社、2001年 『しゃんはい上海ほうじょうばし放生橋ものがたり故事』アートダイジェスト、2003年 『娘の名前はららら』高文研、2006年 『しゃんはいのそらのした上海天空下』日本カメラ社 、2007年 『里と農の記憶』(財)農林統計協会 など

[個展]1968年 「農村報告」銀座ニコンサロン、1974年 「天地無用」富士フォトサロン、1990年 「一所懸命の時代」コニカプラザ、1995年 「農業近代化の裏側」JCIIフォトサロン、1997年 「上海・ほうじょうばしものがたり放生橋故事」銀座ニコンサロン
1997年 「ラオ老ジエ街チャー茶グワン館」コニカプラザ、1999年 「ラオ老ジエ街ジュウ旧リン隣」コニカプラザ、2003年 「丹後怪々」コニカプラザ
2006年 「しゃんはいのそらのした上海天空下」コニカミノルタプラザ  など

[受賞]1965年 日本写真批評家協会新人賞(個展「盲人-その閉ざされた社会」と「アサヒカメラ」の《農村電子工業》)、1971年 日本ジャーナリスト会議奨励賞(写真集『農村からの証言』)、1982年 第7回伊奈信男賞(写真展「桑原史成、英伸三、ドキュメント二人展」)、1983年 ボローニヤ国際図書展グラフィック賞(写真絵本「みず」)  など

 

タイトル

英伸三作品展「里と農の記憶 1965-2001」

開催期間

2009年4月28日(火)~5月31日(日)

展示内容

「里と農の記憶-1965~2001-」は日本列島を南から北へ、西から東へ、四季折々の農村の光景を記録した作品群である。
撮影の時は村に滞在し自転車で村を散策しながら撮影するという英氏は、農村社会に身をおいて生活に溶け込み農民との信頼関係を築き上げた。
また、英氏の作品からは主観的視点と客観的視点の両方を感じることができる。農業と身近に育った英氏が切り取る土の香りや農民の素顔はとても親近感に満ちているが、変わりゆく農村の状況を記録する姿勢には使命感すら感じるのである。「里と農の記憶-1965~2001-」というタイトルのとおり、見る者のこころの奥底にある記憶を喚起させる作品、約80点(すべてモノクロ)を紹介する。

展示点数

約80点(全作品モノクロ)

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)

入館料

無料

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 – 半蔵門 – 日比谷 – 銀座四 – 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 – 東京女子医大前 – 四谷駅前 – 半蔵門 – 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。