写真展

坂本阡弘 作品展 「昭和41年・日本人の肖像―Go by bicycle!」

開催期間:2013年11月6日(水)2013年12月1日(日)
長崎/平戸 (c)坂本 阡弘

 JCIIフォトサロンでは、来る2013年11月6日(水)から12月1日(日)まで、坂本阡弘作品展「昭和41年・日本人の肖像―Go by bicycle!」を開催いたします。

 坂本氏は、1945年に岩手県に生まれます。東京写真短期大学(現・東京工芸大学)在学中に、写真家・大竹省二氏に師事し、その後、スタジオ勤務を経てフリーランスとなりました。一人の作家として広告写真の分野で、また日本写真家ユニオンという協会の理事としても活躍しています。

 今回の作品展は、「昭和41年・日本人の肖像―Go by bicycle!」と題して、昭和41年に自転車で日本一周し、各地で出会った人々の肖像写真をご覧いただきます。

 昭和41年当時、日本は東京オリンピックを終え、高度経済成長期の真っただ中でした。ザ・ビートルズが来日し大ブームになり、汚職・腐敗事件の続発で「黒い霧解散」がなされ、ミニスカートで闊歩する女性達で街が華やいだ時代でした。新・三種の神器が登場したのもこの頃で、カラーテレビ・クーラー・車を持つことも普及し始め、生活様式は憧れと共に変化していきました。

 氏は、大学を卒業する直前、大竹省二氏のところで知り合った英国のカメラマンが、帰国する前に日本をもう少し見てみたいという強い希望を聞きました。氏も社会に出る前に日本を旅したい、という気持ちが強くあったため、二人で小回りの利く自転車で旅をし、案内することになったそうです。

 一日80kmのペースと決めて、東京から南へ下り、大阪、京都、長崎など様々な土地を周り、また東京から北海道まで平地を探しながら海岸沿いに走りました。離島での写真も多く、旅役者の芝居小屋や、漁村で働き作業する人々など、ほぼ人物のみを写しだしています。経済大国になっていく日本と言えど東京とは違い、地方の人々は自然と共存し、人との繋がりが密接な暮らしでした。見ず知らずの泊めてくれた人が、次の泊まる家を紹介してくれるなど、人との繋がりを温かく感じる出会いも多かったようです。

 50年前の「日本人」をテーマに撮られた今回の作品は、当時はあまりにもあたり前の風景であったため、今まで発表する気持ちになれなかったそうです。しかし、半世紀あまりの時間が経ち改めて見直してみると、当時の日本の人々の表情の豊かさや、今日ではありえないような出会い、そして情景のあまりの違いに驚き、写真の記録性の大切さに気付いたのです。

 「この時程、真剣に人を撮ったことはない」と氏が語るように、余すことなく当時の日本人の表情を写し出しています。プロとしてデビューする前に、その地で出会った人々を夢中で撮った坂本氏の想いを感じることができる作品群です。


坂本 阡弘 (さかもと みちひろ)
1945年、岩手県生まれ。1966年、東京写真短期大学卒業(在学中大竹省二氏に師事)。1966年、大学卒業と同時に自転車で日本1周の撮影にでる。1967年、(株)スタジオVIF入社。1971年、(株)スタジオセブン入社。1977年、フリーとして現在に至る(主に広告写真)。日本写真家ユニオン理事。

【写真展】
2002 二人展「序で」に(原宿S&Eミュージアム)、2005 個展「坂本阡弘写真展」(青山スピカアート)、2006 JPU写真展(ギャラリーコスモス)、2012 JPU第7回オリジナルプリント展(新居ギャラリー)、2013 JPU第4回JRU展「ジャパネスク」(ギャラリーシリウス)、2013 JPU第2回モダンプリント展(ギャラリーコスモス)、2013 八月十五日展/岩波写真文庫+JPU(ギャラリーコスモス)、など多数。

【写真集】
1979 『牧口常三郎』(聖教新聞社)、1988 『OBJETS EN GATEAUX』(フジサニープラザ)、2005 『MXM』(自費出版)


タイトル

坂本 阡弘 作品展 「昭和41年・日本人の肖像―Go by bicycle!」

開催期間

2013年11月6日(水)~12月1日(日)

展示内容

「昭和41年・日本人の肖像―Go by bicycle!」と題し、昭和41年に自転車で日本一周し、各地で出会った人々の肖像写真をご覧いただく。
自転車で一日80kmのペースと決めて、東京から南へ下り、大阪、京都、長崎など様々な土地を周り、また東京から北海道まで平地を探しながら海岸沿いに走った。離島での写真も多く、旅役者の芝居小屋や、漁村で働き作業する人々など、ほぼ人物のみを写しだしている。
地方の人々は自然と共存し、人との繋がりが密接な暮らしをしていた。半世紀あまりの時間が経ち改めて見直してみると、当時の日本の人々の表情の豊かさや、今日ではありえないような出会い、そして情景のあまりの違いに驚き、写真の記録性の大切さに気付かされる。
「この時程、真剣に人を撮ったことはない」と氏が語るように、余すことなく当時の日本人の表情を写し出している。プロとしてデビューする前に、その地で出会った人々を夢中で撮った坂本氏の想いを感じることができる作品約80点(全作品モノクロ)を展示。

展示点数

約80点(全作品モノクロ)

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

図録はこちら

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)

入館料

無料

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 - 半蔵門 - 日比谷 - 銀座四 - 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 - 東京女子医大前 - 四谷駅前 - 半蔵門 - 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。