写真展

中村正也作品展「NUDE WOMAN」

開催期間:2015年3月31日(火)2015年4月26日(日)

「STOP&GO―裸足の旅―」より  中村正也

 JCIIフォトサロンでは、来る2015年3月31日(火)から4月26日(日)まで、中村正也作品展「NUDE WOMAN」を開催いたします。中村正也は洗練されたエロティシズムで女性を被写体に多くの作品を発表し、ヌード写真の新境地を開いた写真家です。

 ヌード写真は戦後の解放感と共に多くの写真家がモチーフとし、さまざまな手法によって撮影されました。1950年代には、線とフォルムを抽出した審美的な作品が多数発表されています。そのような時代に中村が「若い裸」と題して発表したヌード写真は、全身の筋肉を使って軽やかに踊る女性の肉体美と生命力に溢れたもので、その斬新で動的な作風は、人間らしいエロティシズムを描いた画期的なものだと高く評価されました。これが転機となりその後、戦後派ヌードの第一人者として多くの名作を生み出していきます。

 日本家屋やヨーロッパの人工的な造形物の中にヌードを置いた初期の作品から、日本の叙情的風景や外国の壮大な自然の中で撮影した「自然と女」をテーマにした作品、体のパーツを大胆に切り取り肉体の持つ強さや女性特有のしなやかさを表現したスタジオ作品まで、常に変化するアプローチの中で、女性の表面的な美しさだけでなく、孤独感や心の情景をとらえようとする文学的資質は中村ならではのものでしょう。

 本展では、「アトリエ」(1963年)、「城」(1969年)、「野分け」(1969年)、「エマ ヌード イン アフリカ」(1971年)、「STOP&GO―裸足の旅―」(1973年)、「パンドラの笛」(1973年)、「女と景」(1976年)、「スパーク」(1978年)、「樹のように風のように」(1986年)など代表的な作品を一堂に会して、生涯女性写真の第一線で活躍し、女性という“未知なるもの”への尽きることのない探究心と魅力を追い求め続けた中村正也の世界をご覧いただきます。

中村 正也(なかむら まさや)

1926年横浜生まれ。1948年東京高等工芸学校写真科(現・千葉大学工学部)卒業。読売新聞社写真部、映画世界社、映画スター社を経て1951年フリーランスになる。1956年女性写真家集団「ギネ・グルッペ」を結成。1958年「マサヤスタジオ」を設立。1966年「ライフ30周年記念号」に委嘱されたヌード作品が日本で最も新しい広告写真と賞賛され、ニューヨーク・アートディレクターズ・クラブ写真賞を受賞する。1979年日本広告写真家協会(APA)会長に就任し、以降13年間務める。第1回日本写真批評家協会新人賞(1957年)、日本写真協会功労賞(1994年)など多数受賞。2001年6月6日、逝去。享年75歳。

【写真展】
「若い裸」(1957・富士フォトサロン)、「野分け」(1969・銀座ニコンサロン)、「スパーク」(1978・キヤノンサロン東京、同広島、同名古屋、同大阪)、「戦後の座標」(1998・JCIIフォトサロン)、「『野分け』と正也の世界」(2002・JCIIフォトサロン)など多数。

【写真集】
『NUES JAPONAISES』(1960・フランス プリズマ社)、『YOUNG NUDE』(1961・カメラアート社)、『NUDE西と東』(1969・毎日新聞社)、『エマ ヌード イン アフリカ』(1971・平凡社)、『僕の仕事』(1976・日本写真企画)、『写された女』(1978・東出版)、『梅枝改め時蔵』(1981・講談社)などがある。


タイトル

中村正也作品展 「NUDE WOMAN」

開催期間

2015年3月31日(火)~4月26日(日)

展示内容

「NUDE WOMAN」と題し、洗練されたエロティシズムで女性を被写体に多くの作品を発表し、ヌード写真の新境地を開いた中村正也の作品展。
「アトリエ」(1963年)、「城」(1969年)、「野分け」(1969年)、「エマ ヌード イン アフリカ」(1971年)、「STOP&GO―裸足の旅―」(1973年)、「パンドラの笛」(1973年)、「女と景」(1976年)、「スパーク」(1978年)、「樹のように風のように」(1986年)など代表的な作品を一堂に会して、生涯女性写真の第一線で活躍し、女性という“未知なるもの”への尽きることのない探究心と魅力を追い求め続けた中村正也の世界をご覧いただく。約90点(全作品モノクロ)を展示。

展示点数

約90点(全作品モノクロ)

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)

入館料

無料

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 – 半蔵門 – 日比谷 – 銀座四 – 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 – 東京女子医大前 – 四谷駅前 – 半蔵門 – 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。