写真展

「マスター・プリンター 斎藤寿雄」展

開催期間:2017年5月30日(火)2017年7月2日(日)
斎藤寿雄さん 暗室にて
薔薇刑 #32 1961年 ©細江英公

 JCIIフォトサロンでは、来る2017年5月30日(火)から7月2日(日)まで、「マスター・プリンター 斎藤寿雄」展を開催します。

 斎藤寿雄さんは、1954年に写真制作会社に入社し、以降、「ニュー・ジャパニーズ・フォトグラフィー」展(ニューヨーク近代美術館、1974年)など国内外の展覧会や美術館のために作品プリント制作を重ねてきました。

 その技能に多くの写真家が信頼を寄せ、斎藤さんも「作家の先生方の写真に対する熱い思いを前にして、下手なものは作れない、最高のものを作りたい」と応えてきました。

 本展では、特に交流の深い写真家の方々が、名プリンターの60年以上にわたる仕事を顕彰しようと作品を寄せて下さいました。斎藤さんが円熟の腕を振るったニュープリント(66点・すべてモノクロ)をご覧いただきます。

 カメラのみならずプリントもデジタルによる制作が主流の今日、銀塩プリントの深い諧調とともに、人々の魂に訴える作品の制作過程に思いを寄せていただければ幸いです。

【出品作家】(42名)
浅井愼平、荒木経惟、石内都、伊奈英次、宇井眞紀子、江成常夫、大石芳野、金村修、鬼海弘雄、北島敬三、蔵真墨、郷津雅夫、今道子、笹岡啓子、笹本恒子、佐藤時啓、
篠山紀信、田村彰英、土田ヒロミ、東松照明、徳永數生、土門拳、長島有里枝、長野重一、ハービー・山口、平林達也、広川泰士、深瀬昌久、細江英公、前田真三、正木博、
松本徳彦、宮本隆司、村井修、村越としや、森山大道、山口保、山端庸介、山本糾、
吉行耕平、渡邉博史、Aram Dikiciyan (50音順、敬称略)

★斎藤寿雄ご本人によるギャラリートークを開催いたします。
  6月1日(木)14:00~ (約30分間・予約不要・無料)


★展示に合わせて、6月17日(土)に、プリンター・斎藤寿雄さんと写真家・土田ヒロミさんによる講演会も行います。申込受付中です!


斎藤寿雄(さいとう・としお)

1938(昭和13)年 東京板橋生まれ
1953(昭和28)年 株式会社ジーチーサン入社                 
1958(昭和33)年 都立化学工業高等学校入学
1961(昭和36)年 都立化学工業高等学校卒業
1969(昭和44)年 株式会社ドイテクニカルフォト入社
2004(平成16)年 有限会社フォトグラファーズ・ラボラトリー入社、現在に至る。

【主な仕事(すべてプリント制作)】
1970(昭和45)年 篠山紀信「ヌード・ディスバレー」銀座・和光
1974(昭和49)年 「New Japanese Photography」ニューヨーク近代美術館
「15人の写真家」東京国立近代美術館
1979(昭和54)年 「JAPAN : A self portrait」ニューヨーク・国際写真センター
1982(昭和57)年 荒木経惟「私が写真だ」新宿・ドイフォトプラザ
1985(昭和60)年 土田ヒロミ「ヒロシマ」アメリカ巡回展
1998(平成10)年 ハービー・山口「代官山17番地」国内巡回展
2002(平成14)年 広川泰士「TIMESCAPES-無限旋律-」東京都写真美術館
2009(平成21)年 大石芳野「子ども戦世のなかで」パラミタミュージアム
2017(平成29)年 荒木経惟「Last by Leica」art space AM ほか多数


タイトル

「マスター・プリンター 斎藤寿雄」展

開催期間

2017年5月30日(火)~7月2日(日)

主催

一般財団法人 日本カメラ財団

共催

有限会社フォトグラファーズ・ラボラトリー

展示内容

1954年に写真制作会社に入社し、以降、「ニュー・ジャパニーズ・フォトグラフィー」展(ニューヨーク近代美術館、1974年)など国内外の展覧会や美術館のために作品プリント制作を重ねてきた斎藤寿雄氏。その技能に多くの写真家が信頼を寄せ、氏も「作家の先生方の写真に対する熱い思いを前にして、下手なものは作れない、最高のものを作りたい」と応えてきた。特に交流の深い写真家42名が名プリンターの60年以上にわたる仕事を顕彰しようと作品を寄せた。斎藤氏が円熟の腕を振るったニュープリント(66点・すべてモノクロ)をご覧いただく。

展示点数

約66点 (全作品モノクロ)

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

図録はこちら

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(ただし、祝日の場合は開館)

入館料

無料

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 - 半蔵門 - 日比谷 - 銀座四 - 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 - 東京女子医大前 - 四谷駅前 - 半蔵門 - 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。