写真展

――生誕100年記念―― 薗部澄作品展「鉄路と郷愁」

開催期間:2020年12月1日(火)2020年12月24日(木)
東京都渋谷区 渋谷駅 1953年11月撮影
百貨店増築中の渋谷駅
高知県高岡郡 土讃線窪川駅 1954年撮影
駅の待合室でつかの間の休憩をとるお遍路さん

 JCIIフォトサロンでは、来る2020年12月1日(火)~12月24日(木)まで、薗部澄作品展「鉄路と郷愁」を開催します。

 薗部澄氏は、戦後から1996年に他界するまで日本各地の生活文化や人々の様子を精力的に撮影し、「旅の写真家」とも呼ばれました。生誕100年を迎えるにあたり、今回の作品展では、鉄道と人々の様子を活写した作品(72点、全てモノクロ)をご覧いただきます。

 特産品を満載した大荷物を背負って取手駅ホームに並ぶ大勢のカツギ屋(1962年撮影)、浜松駅ホームで駅弁やアイスクリームを販売する売り子(1952年撮影)、夜行列車から降りて名古屋駅ホームで朝の身支度をする男たち(1952年撮影)、土讃線窪川駅の待合室でつかの間の休憩をとるお遍路さん(1954年撮影)など、各地を巡る中で撮影された作品には鉄道と深く結びついた日本人の生活が表れています。

 また、現在は大規模な再開発が進む渋谷駅で百貨店が増築されている様子(1953年撮影)や、数年前から撤廃が論議されている高速道路が建設途上であった日本橋とその上を渡る路面電車(1962年撮影)、かつて国内貨物輸送の主軸を担っていた汐留駅の様子(1953年撮影)や木材搬出のために設けられた森林鉄道(1954年撮影)など、戦後復興と経済成長を物語る作品もあります。

 北海道の北浜駅から大分県の湯平駅まで写された日本中の駅舎は故郷への郷愁を誘い、いずれの作品も、貴重な記録であると同時に、対象とじっくり向き合う薗部氏ならではの深い味わいが感じられます。


薗部 澄 (そのべ きよし)
1921年2月14日、東京生まれ。1943年、東方社に入社し暗室業務を担当。1947年、サン・ニュース・フォトスに入社し『週刊サン・ニュース』の暗室業務及び撮影を担当。1950年、岩波映画製作所に入社し『岩波写真文庫』で約60冊の撮影を担当。1957年、岩波映画製作所を退社しフリーランスとなる。1968年、1989年日本写真協会賞年度賞受賞。1995年、文化庁芸術選奨文部大臣賞受賞。1996年3月5日、逝去。享年75歳。
写真集は、『世界写真作家シリーズ 北上川』(平凡社、1958年)、『黒川能』(平凡社、1967年)、『日本の玩具 全4巻』(慶友社、1964-67年)、『ふるさと』(朝日新聞社、1983年)、『冬・日本海』(日本カメラ社、1994年)ほか多数。


タイトル

薗部澄作品展 「鉄路と郷愁」

開催期間

2020年12月1日(火)~12月24日(木)

展示内容

旅の写真家」と呼ばれた薗部澄が、日本各地を巡る中で撮影した鉄道と人々の様子。カツギ屋、駅弁の売り子、ホーム洗面台で身支度をする旅客など、鉄道と深く結びついた生活文化や懐かしい駅舎などが活写されている。1949年から1994年までの貴重な記録は、敗戦からの復興と経済成長を物語っている。

展示点数

72点(全作品モノクロ)

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

図録はこちら

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)

入館料

無料

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 - 半蔵門 - 日比谷 - 銀座四 - 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 - 東京女子医大前 - 四谷駅前 - 半蔵門 - 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。