写真展

藤森順二 作品展 「諏訪の街角-密と虚実-」

開催期間:2023年3月7日(火)2023年4月2日(日)
パチンコで遊ぶ少年/高島城 昭和55年7月
孫やひ孫の応援/諏訪市城南小学校 昭和56年9月

 JCIIフォトサロンでは、来る2023年3月7日(火)から4月2日(日)まで、藤森順二作品展「諏訪の街角―密と虚実―」を開催します。

 長野県諏訪市の藤森順二氏は、光学機器メーカー勤務の傍ら写真雑誌の月例やコンテストで受賞を重ね、写真展を開催し、二科会写真部でも活躍する写真家です。本展では、生まれ育った諏訪地域の街並みや人々を昭和47年から昭和63年の間にとらえた作品65点(すべてモノクロ)をご覧いただきます。

 藤森氏は、結婚を機に家族の写真や地域の行事、諏訪湖や街角などの撮影を50年以上続けてきました。7年に一度の「御柱祭」に沸き立つ人々、地区の運動会でひ孫の活躍に目を細める老女など、地域の行事や近しい人の何気ない日常を写しています。また、路傍のポスターやマネキン、子どもの遊びなどにふと出現する虚実の狭間を見逃さず、光と影に巧まざるユーモアがにじむ作品もあります。一瞬の光景を写真表現に結実させた作品は、長く同地に住んで街や被写体と親密な関係にあるベテラン作家・藤森さんならではといえましょう。諏訪の昭和を写しとめた貴重な記録であると同時に、作者の温かくユニークな視線が感じられる作品ばかりです。

 

藤森 順二(ふじもり じゅんじ)

1950年   長野県諏訪市生まれ(本名は藤森順治)。
1968年   光学機器メーカーの日東光学(現・NITTOH)に入社。以降、レンズコーティング部門を担当。
1970年前半 結婚を機に本格的に写真をはじめ、1980年より木村仲久(静岡)に師事。
1989年   諏訪の写真仲間と「集団こまくさ」を創立し会長を務める(~現在)。
2005年   二科会写真部会員に推挙される。
2009年   展覧会「諏訪湖現映」を開催し、以降の作品発表名を「藤森順二」とする。
2010年   定年退社。藤森順二写真事務所を開設。
2018年   二科会写真部常任理事を務める(~2020年)。
現在、NHK文化センターi-city写真教室などで講師を務める。

写真集は、『諏訪湖憧憬』(日本写真企画、2014年)。
写真展は、「気ままな視線」(新宿ニコンサロン、1997年)、「池上線が走る町」(コニカミノルタプラザ、2005年)、「諏訪湖現映」(ペンタックスフォーラム、2009年)、「諏訪湖憧憬」(リコーイメージングスクエア新宿・茅野市民館市民ギャラリー、2014年)、「上諏訪物語」(オリンパスプラザ東京・茅野市民館市民ギャラリー、2019年)ほか。


タイトル

藤森順二 作品展  「諏訪の街角―密と虚実―」

開催期間

2023年3月7日(木)~4月2日(日)

展示内容

諏訪地域の街並みや人々を昭和47年から昭和63年の間にとらえた作品。御柱祭や運動会など地域の行事や日常の親密な情景、街角にふと出現する虚実の狭間を巧まざるユーモアでとらえた。

展示点数

65点(全てモノクロ)

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

図録はこちら

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)

入館料

無料

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 - 半蔵門 - 日比谷 - 銀座四 - 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 - 東京女子医大前 - 四谷駅前 - 半蔵門 - 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。