写真展

岩橋崇至 作品展 「北アルプス」

開催期間:2016年9月27日(火)2016年10月30日(日)

涸沢岳 (C)岩橋崇至
 

 JCIIフォトサロンでは、来る2016年9月27日(火)から10月30日(日)まで、岩橋崇至作品展「北アルプス」を開催いたします。

 岩橋崇至氏は、国内および世界各地の山々や自然、遺跡などの撮影をしてきた山岳写真家です。大学時代から約30年間は、日本画家である父・岩橋英遠氏の助手として取材旅行に同行し、父親が好んで描いた山岳風景を撮影。独立後は自身の撮影を続けながら、国内外100カ所以上で展覧会を開催するほか、講師や審査員を務めるなど活躍してきました。現在は、山々の変化、失われつつある自然の姿を次世代へ伝え遺すべく、撮影、活動を続けています。

 本展では、岩橋氏が山岳写真を撮り始めたきっかけであり、今も精力的に撮影を続けている北アルプスの山々をとらえたモノクロ写真をご覧いただきます。氏がモノクロ写真でまとめて発表するのは今回が初めてで、約50年間の山岳人生で撮りためた、膨大な数の写真から選りすぐった作品、約60点を展示いたします。

 北アルプスは、新潟、富山、長野、岐阜の4県にまたがり、標高3,000m級の山々が連なる山岳地帯で、正式名称を飛騨山脈と言います。そのほとんどが国立公園に指定されているように、多雨多雪地帯で生育する生物相も豊富、深い谷や険しい峰などの複雑な地形は、四季折々さまざまな表情を見せ、訪れる登山者を魅了しています。氏は半世紀にわたって北アルプスの山々に通い続け、撮影を重ねてきました。

 白い雪と黒い岩肌のコントラストが美しい奥穂高岳、鋭く尖った岩峰がそびえ立つ槍ヶ岳、花崗岩にできた岩氷が芸術的な燕岳など、北アルプスの名峰が壮大なスケールで写し出されています。大自然が織りなす荘厳な造形美が、モノクロームならではの繊細な描写で表現された作品ばかりです。


作品展にともない、会期中の10月8日(土)に 岩橋 崇至 講演会「北アルプス」を語る を開催致します。是非ご参加ください!

岩橋 崇至(いわはし たかし)
1944年東京・世田谷生まれ。慶應義塾大学卒。日本大学芸術学部写真学科卒。日本山岳写真集団・日本写真家協会・日本写真協会・日本写真芸術学会・日本山岳会・日本黒部学会、各会員。
慶應在学中より登山家として、北アルプス、ヒマラヤ等にてキャリアを積む。日本画家の父・岩橋英遠(1903~1999)の助手として、大学時代より富士山、北海道、中国、インド、南北米大陸などの取材旅行に同行。独立後は世界各地の山や自然、遺跡などを取材。相模原市市民文化祭ほか、各地の写真審査員、「子ども写真ワークショップ」の講師(沖縄・山形・北海道・東京ほか)を務めるほか、1997年より「岩橋崇至写真自然塾」を主宰。宇奈月セレネ美術館(「秘境黒部」全50点)、立山カルデラ砂防博物館、関西電力電気記念館などで作品所蔵。

★岩橋崇至さんによるギャラリートークを開催いたします。
(参加費:無料)
  10/15(土)・10/22(土)
両日14:00~

[主な写真展]
「白頭山」(1993・韓国(大田EXPO’93))、「The Rockies」(1992~2006年の日本展に続いて、全米各地を巡回後、全作品を米国ベリー大学に寄贈)、「新世紀を拓く/世界10人の山の写真家展」(2000~2001・仏、伊、西、加、日)、「ロックガーデン」(2007・キヤノンギャラリーS)、「燕岳 四季へのいざいない」(2011・キヤノンギャラリー銀座、同梅田、同仙台、同福岡)、「山の組曲」(2012・田淵行男記念館)、「大地の貌」(2013・松本市美術館)、「山々の四季」(2016・東京都健康プラザ ハイジア)ほか多数。

[主な著書]
『アルプス大縦走』(1984・山と渓谷社)、『黒部渓谷』(1987・山と渓谷社)、『The Rockies アラスカからメキシコまで』(1992・ぎょうせい)、『白頭山』(1993・日朝友好資料センター)、『槍 穂高』(1999・山と渓谷社)、『北アルプス大百科』(2000・TBSブリタニカ)、『燕岳』(2011・毎日新聞社)ほか多数。


タイトル

岩橋 崇至 作品展 「北アルプス」

開催期間

2016年9月27日(火)~10月30日(日)

展示内容

「北アルプス」と題し、岩橋氏が山岳写真を撮り始めたきっかけであり、今も精力的に撮影を続けている北アルプスの山々をとらえた作品をご覧いただく。
白い雪と黒い岩肌のコントラストが美しい奥穂高岳、鋭く尖った岩峰がそびえ立つ槍ヶ岳、花崗岩にできた岩氷が芸術的な燕岳など、北アルプスの名峰が壮大なスケールで写し出されている。氏がモノクロ写真でまとめて発表するのは今回が初めてで、大自然が織りなす荘厳な造形美が、モノクロームならではの繊細な描写で表現されている。
約50年間の山岳人生で撮りためた、膨大な数の写真から選りすぐった作品約60点(全作品モノクロ)を展示。

展示点数

約60点(全作品モノクロ)

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

図録はこちら

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)

入館料

無料

 

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 – 半蔵門 – 日比谷 – 銀座四 – 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 – 東京女子医大前 – 四谷駅前 – 半蔵門 – 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。