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2022(令和4)年の歴史的カメラ

JCII 日本カメラ財団が2022年の「歴史的カメラ」1機種を選定

一般財団法人日本カメラ財団が主催する「歴史的カメラ審査委員会(委員長:谷野 啓)」は、2022年の「歴史的カメラ」として、以下の1機種を選定いたしました。


「歴史的カメラ」とは、日本のカメラの発展の歴史を永く世に留めるために選定するものです。

 「技術史的に意義のある日本最初の試みがなされているもの」
 「市場において特に人気を博するなど、歴史的にみて意義のある」

とみなしうる国産カメラを、中立的な立場にある専門家や学識経験者から構成される「歴史的カメラ審査委員会」によって、一年間に発売された新商品すべてを対象として審査・選定しています。

1903(明治36)年~2003(平成15)年に発売された日本の歴史的カメラを1冊の本にまとめた「日本の歴史的カメラ 増補改訂版」、2004(平成16)~2008(平成20)年に発売された日本の歴史的カメラを1冊の本にまとめた「日本の歴史的カメラ 増補版(2004~2008)」も好評発売中です。

好評発売中
「日本の歴史的カメラ 増補改訂版」
「日本の歴史的カメラ 増補版(2004~2008)」

2022年の歴史的カメラに選定したカメラ(全1機種)

 
■「OM SYSTEM OM-1」  

OMデジタルソリューションズ 3月18日発売
◆2037万画素 4/3型 Live MOS ◆SD(×2)  ◆電子ビューファインダー、3.0型液晶モニター
マイクロフォーサーズで裏面照射積層型撮像素子を搭載し、1053点オールクロス像面位相差クアッドピクセルAFを採用したミラーレスカメラ。

 

 


リストについて

 

記憶媒体:「SD」=SDメモリーカード(SDHC、SDXC、MMC等含む)

画素数は有効画素数(約)です。

動画記録を主とした機種、スタジオ用デジタルバックなどはのぞきます。またメーカー名から「株式会社」は省略させていただきました。2001年7月より画素数表記について有効画素数を第一に表記することに制定。(日本写真機工業会・現CIPA)

カメラ名及びメーカー名は発売時の名称です。

 

歴史的カメラ審査委員 (五十音順・敬称略)
谷野 啓 日本カメラ博物館 館長(委員長)
市川 泰憲 写真技術研究家
河田 一規 カメラ評論家、写真家
佐々木 秀人 合同会社PCT代表
鈴木 誠 デジカメ Watch 副編集長
豊田 堅二 カメラ評論家
中村 文夫 カメラ評論家
圓井 義典 写真家、東京工芸大学教授
山本 一夫 日本カメラ財団