歴史的カメラ

1999(平成11)年の歴史的カメラ

JCII 日本カメラ財団が1999年の「歴史的カメラ」23機種を選定

財団法人日本カメラ財団が主催する「歴史的カメラ審査委員会(委員長:森山 眞弓)」は、1999年の「歴史的カメラ」として、以下の通り23機種を、また、昨年発売のカメラの中から 1 機種を遡って(さかのぼって)選定いたしました。

1999年の歴史的カメラに認定された銀塩カメラ(全12機種)
発売日 カメラ名 会社名 型式 感光材料 画面サイズ 特徴
1999-02-01 フォクトレンダー べッサ-L
Voigtrander Bessa-L
コシナ 透視ファインダー
(別売)
135 24×36mm ライカ式スクリューマウント採用の目測式広角専用カメラ。
遮光用シャッターと組み合わせた機械制御式フォーカルプレーンシャッターを内蔵。
1999-02-20 コンタックス 645
Contax 645
京セラ 一眼レフ 120 / 220 45×60mm AF / MF を自在に使い分けられる「デュアルフォーカスメカニズム」を内蔵し、フィルムバキューム(「リアルタイムバキュームシステム」)により、220フィルム使用時の画面の平面性を向上した中判AF一眼レフカメラ。
1999-03-20 キヤノン EOS Kiss III
Canon EOS Kiss III
キヤノン 一眼レフ 135 24×36 / 13×36mm 7点測距のオートフォーカス機構に、35分割の「評価測光」機能を内蔵した小型軽量なAF一眼レフカメラ。
1999-05-01 フジフイルム インスタックス [ワイド] 100
FUJIFILM instax 100
富士写真フイルム 透視ファインダー インスタント 62×99mm 肉眼(の感覚)に近い黄金分割比(1:1.6)に基づいた横長のワイド画面サイズ62×99ミリを採用。
1999-06-19 ミノルタ ベクティス 2000
MINOLTA VECTIS 2000
ミノルタ 透視ファインダー IX240 C / P / H 従来、金属(アルミニウム)素材では困難とされてきた三次元曲面を精密加工技術により実現。
1999-06-24 コニカ レビオ Z3
Konica Revio Z3
コニカ 透視ファインダー IX240 C / P / H 新開発の高効率充電回路を採用した「エコフラッシュ」を装備し、省電力化によりフィルム撮影本数が従来比50%向上。
1999-07-01 オリンパス μ[mju:]-II ズーム VF
OLYMPUS μ-II ZOOM VF
オリンパス光学工業 透視ファインダー 135 24×36 / 13×36mm 液晶表示機構を備えたファインダー(「ビジュアルファインダー」)により、シャッターを切ると一瞬暗転し、シャッターが切れたことを視覚的に確認できる。
1999-08-25 ペンタックス MZ-7
PENTAX MZ-7
旭光学工業 一眼レフ 135 24×36 / 13×36mm 操作モードの絵文字を点灯表示し、液晶表示の自動照明や手ブレ警告表示など操作性の向上を図った。
1999-09-01 コンタックス TVSIII
CONTAX TVSIII
京セラ 透視ファインダー 135 24×36mm 電源の ON / OFF に連動して前倒し式レンズカバー(「フロントカバー」)が自動的に開閉する。
1999-09-01 マミヤ 645AF
Mamiya 645AF
マミヤ・オーピー 一眼レフ 120/220 45×60mm 各コンポーネンツにCPUを装備して精度の安定性と高精度化を図った中判AF一眼レフ。
1999-11-27 キヤノン APSカメラ IXY D5
Canon APS Camera IXY D5
キヤノン 透視ファインダー IX240 C / P / H 水中マクロモードを装備し、45cmまでの近接撮影が可能。
1999-12-21 コニカ ヘキサー RF
Konica HEXAR RF
コニカ 透視ファインダー 135 24×36mm M マウント(「コニカKMマウント」)を採用し、絞り優先AE機構、フィルム自動給送機構を内蔵した二重像合致式距離計連動カメラ
1998年の歴史的カメラに追加認定された銀塩カメラ(全1機種)
発売日 カメラ名 会社名 型式 感光材料 画面サイズ 特徴
1998-11-10 フジフイルム インスタックス ミニ10「チェキ」
FUJIFILM instax mini 10 CHEKI!
富士写真フイルム 透視ファインダー インスタント 42×62mm 42×62ミリの画面サイズを採用し、普及価格(希望小売価格 10,000 円(消費税別))で市場において人気を博した。
1999年の歴史的カメラに認定されたデジタルカメラ(全11機種)
発売日 カメラ名 会社名 型式 記録媒体 (総)画素数 特徴
1999-03-04 フジフイルム ファインピックス 2700
FUJIFILM FinePix 2700
富士写真フイルム 透視ファインダー スマートメディア 230万 35mm(135判)換算約35mm(相当)のレンズを装着し、135判カメラで撮影したときと同様の2:3の縦横比となる画面を撮影することが可能。
1999-03-13 カシオ QV-5500SX
CASIO QV-5500SX
カシオ計算機 透視ファインダー コンパクトフラッシュ 131万 16MB の大容量バッファメモリを搭載し、撮影後 0.5 秒で次の撮影をすることが可能。
1999-03-25 ニコン クールピクス 950
Nikon COOLPIX 950
ニコン 透視ファインダー コンパクトフラッシュ 211万 10コマ連続撮影をして、その中から一番ブレが少ない(と見做せる)画面を記録する「ベストショットセレクタ」機能を内蔵。
(総画素数211万画素の 1/2(インチ)型 CCD を内蔵し、35mm(135判)換算 38~115mm 相当の 3 倍ズームレンズを装着)
1999-04-08 オリンパス キャメディア C-2000ZOOM
OLYMPUS CAMEDIA C-2000ZOOM
オリンパス光学工業 透視ファインダー スマートメディア 211万 総画素数211万画素の1/2(インチ)型CCDを内蔵し、35mm(135判)換算 35~105mm 相当の 3 倍ズームレンズを装着。
1999-09-10 カシオ QV-2000UX
CASIO 2000UX
カシオ計算機 液晶モニター コンパクトフラッシュ 211万 コンパクトフラッシュ タイプII を採用し、マイクロドライブTM(340MB)との組み合わせで最高画質(1,600×1,200ピクセル)画像を約400枚記録可能。
縦位置撮影検知センサーを装備し、付属の「Photo Loader TM」(パソコンリンクソフトウェア)で転送するときには自動的に縦位置変換される。
1999-09-15 オリンパス キャメディア C-2500L
OLYMPUS CAMEDIA C-2500L
オリンパス光学工業 一眼レフ スマートメディア,
コンパクトフラッシュ
250万 記録メディアはスマートメディアの他にコンパクトフラッシュにも対応しており、両方のメディアを同時にセットしての切り替えによる記録も可能。
1999-09-21 ソニー サイバーショット DSC-F505K
SONY Cybershot DSC-F505K
ソニー 液晶モニター メモリースティック 211万 ユニークな外装を持ち光学 5 倍ズーム(レンズ)と(デジタル 2 倍ズームの積の)「10倍プレシジョンズーム」を装備。
1999-09-29 ニコン デジタルカメラ D1
Nikon Digital SLR Camera D1
ニコン 一眼レフ コンパクトフラッシュ 274万 270万画素 CCD を採用し、ニコン F5(1996年)、F100(1998年)の操作性を踏襲したデジタルカメラ。
1999-10-16 キヤノン パワーショットS10
Canon PowerShot S10
キヤノン 透視ファインダー コンパクトフラッシュ 211万 (キヤノン)APSカメラに似たデザインで、(35mm(135判)換算)35~70mm 相当の 2 倍ズームレンズを装着したデジタルカメラ。
1999-10-21 ミノルタ ディマージュ RD3000
MINOLTA Dimage RD3000
ミノルタ 一眼レフ コンパクトフラッシュ 270万 1/2(インチ)型(総画素数)150万画素CCDを2枚使用した「画面分割2板(撮像)システム」を採用。
レンズはAPS一眼レフカメラのベクティスS-1(/S-100)用のVレンズシリーズと共通。
1999-11-20 フジフイルム ファインピックス PR21 プリンカム
FUJIFILM FinePix PR21 Princom
富士写真フイルム 透視ファインダー スマートメディア 230万 インスタントフィルム(42×62mm)プリンターを内蔵したデジタルカメラ。