写真展

風見武秀 作品展「日本アルプス―厳しい自然に抱かれた世界―」

開催期間:2007年5月8日(火)2007年6月3日(日)
残雪の槍
(c)TAKEHIDE Kazami

 JCIIフォトサロンでは、来る2007年5月8日(火)から6月3日(日)まで、風見武秀 作品展「日本アルプス―厳しい自然に抱かれた世界―」を開催いたします。

 風見氏は、日本の山岳写真の第一人者として戦前から活躍された写真家で、日本そして世界の山々が表現する、春夏秋冬の特徴を的確に捉えていました。それは、氏が山という自然が見せる多様な貌を知り尽くしていたからです。山を愛し、山と共に生きた、氏の厳しい視線と姿勢が作品に反映されており、見る者に感動を与えてくれます。

 今回の作品展では、1950~から60年代に撮影された、日本の屋根といわれる日本アルプスを捉えた作品約80点(全作品モノクロ)を展示いたします。鋭く天を突くような稜線、雲海の中に浮かびながら輝く山頂、残雪と岩肌とが織り成す美しいリズムなど、季節や天候ごとに変幻するアルプスの表情は、大自然に対する畏敬の念を呼び起こします。

 

風見 武秀 (かざみ たけひで)
1914年8月26日、東京・麻布に生まれる。1930年、東京・白木商業修了。1943年~46年、 海軍嘱託としてニューギニア撮影。1947年~60年、銀座にてカメラ材料店経営。1960年、写真家として独立、この年から年間6ヶ月ペースで海外取材を続ける。1965年、㈱サンエイフォトライブラリー設立。1986年、写真功労者として勲四等瑞宝章を受章。2003年12月死去、享年89歳。

著書に、「ETUDE OF ALPS」(1953年・朋文堂)、「山を行く」(1957年・朋文堂)、「ジュガール・ヒマール」(1959年・新潮社)、「ネパールの山と人」(1960年・山と渓谷社)、「ヒマラヤ」(1967年・講談社)、「世界の秀峰」(1982年・東京新聞出版社)、「世界の山稜」(1988年・グラフィック社)「風見武秀 世界の山」(2002年・東京新聞出版局)ほか多数。
元日本山岳写真家協会会長、元日本山岳会名誉会員。

 

タイトル

風見武秀 作品展「日本アルプス―厳しい自然に抱かれた世界―」

開催期間

2007年5月8日(火)~6月3日(日)

展示内容

日本の山岳写真の第一人者である風見武秀氏が1950~60年代に撮影した日本アルプスの作品約80点(全作品モノクロ)を展示します。
鋭く天を突くような稜線、雲海の中に浮かびながら輝く山頂、残雪と岩肌とが織り成す美しいリズムなど、季節や天候ごとに変幻するアルプスの表情。

展示点数

約80点(全作品モノクロ)

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

図録はこちら

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)

入館料

無料

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 – 半蔵門 – 日比谷 – 銀座四 – 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 – 東京女子医大前 – 四谷駅前 – 半蔵門 – 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。