写真展

鷲尾倫夫 写真展 「写真週刊誌『FOCUS』がとらえた時代」

開催期間:2017年5月2日(火)2017年5月28日(日)
勝 新太郎 ©鷲尾倫夫
松井 秀喜 ©鷲尾倫夫

 JCIIフォトサロンでは、来る2017年5月2日(火)から5月28日(日)まで、鷲尾倫夫写真展「写真週刊誌『FOCUS』がとらえた時代」を開催いたします。

 11年間続けた船乗りの仕事から写真家に転身した鷲尾倫夫氏は、寿町の住人をクローズアップで撮影した「顔・エトセトラ」(1981年)の展示をきっかけに、当時創刊準備をしていた写真週刊誌『FOCUS』(新潮社)に誘われ、編集部専属カメラマンとなりました。その傍ら自身のテーマを常に持ち続け、定期的に個展を開いています。

 1981年に創刊した『FOCUS』は、「写真で時代を読む」をキャッチフレーズに、丹念な張り込み取材と1枚の写真を大きく使い、文字よりも写真に語らせる記事を展開した写真週刊誌の先駆けで、新しいジャーナリズムのスタイルを確立しました。本展では、同誌休刊までの20年間に氏が取材で撮影した、政治家、俳優、スポーツ選手、脚本家、写真家など、各界の著名人をとらえたポートレートを中心に、約80点(全作品モノクロ)を展示いたします。

 勝新太郎、松井秀喜、泉ピン子、立川談志、宮澤喜一、デーブ大久保、ビートたけしなど、その時代に注目を浴びてきた著名人の表情やまなざしに宿る意志の強さ、ふとしたしぐさに垣間見える素顔をとらえた写真は、常に人間の内側を撮ろうという姿勢で取材に臨んでいた氏ならではのものでしょう。時には張り込みに四十数日間かけることもあったという厳しい経験をする中で、どんな場面であっても、ファインダーを覗いている時に怖さを感じたことはなかったと語っています。

 長い写真家人生の中で常に人にカメラを向けてきた鷲尾氏が、時代を彩った人物に焦点を当てた写真展です。今回、新潮社のご協力により開催の運びとなりました。

★展示に合わせて、5月14日(日)の13時~15時にデーブ大久保×鷲尾倫夫トークショーを予定しております。申込受付中です!


鷲尾 倫夫 (わしお みちお)

1941年東京生まれ。1960年愛知県国立高浜海員学校修了後、東洋海運(合併後新栄船舶)に入社。1972年新栄船舶を退社。1973年日本写真学園研究科卒業。1981年『FOCUS』(新潮社)編集部専属カメラマンとなり、以降休刊まで20年在籍。1983年日本写真学園講師となる。受賞歴に1991年『伊奈信男賞特別賞』、1996年『編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞』がある。

主な写真展に「東アフリカ・マガディン村の人々」(1972・新宿ニコンサロン)、「寿町えれじい」(1977・銀座ニコンサロン)、「顔・エトセトラ」(1981・銀座ニコンサロン、大阪ニコンサロン)、「ヨボセヨ。」(1984・銀座ニコンサロン)、「13年・エトセトラ1977~1991」(1991・銀座ニコンサロン)、「原色のソナタ」(2008・ギャラリーPLACE M)、「THE SNAP SHOT」(2014・JCIIフォトサロン)、「巡歴の道 オキナワⅡ」(2015・銀座ニコンサロン、大阪ニコンサロン)他多数。

写真集に『原色の町』(1990・株式会社アイピーシー)、『写真』(2000・ワイズ出版)、『THE SNAP SHOT』(2007・ワイズ出版)、『原色のソナタ 1992~95 SEOUL』(2008・PLACE M)がある。


タイトル

鷲尾 倫夫 写真展 「写真週刊誌『FOCUS』がとらえた時代」

開催期間

2017年5月2日(火)~5月28日(日)

展示内容

写真週刊誌『FOCUS』で編集部専属カメラマンを勤めた鷲尾氏が、創刊から休刊までの20年間で撮影した、政治家、俳優、スポーツ選手、脚本家、写真家など、各界の著名人をとらえたポートレートを中心にご覧いただく。勝新太郎、松井秀喜、泉ピン子、立川談志、宮澤喜一、デーブ大久保、ビートたけしなど、その時代に注目を浴びてきた著名人の表情やまなざしに宿る意志の強さ、ふとしたしぐさに垣間見える素顔をとらえている。
常に人間の内側を撮ろうという姿勢で取材に臨んでいた鷲尾氏が、時代を彩った人物に焦点を当てた写真約80点(全作品モノクロ)を展示。

展示点数

約80点 (全作品モノクロ)

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

図録はこちら

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(ただし、祝日の場合は開館)

入館料

無料

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 - 半蔵門 - 日比谷 - 銀座四 - 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 - 東京女子医大前 - 四谷駅前 - 半蔵門 - 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。