特別展

「世界を制した日本のカメラ ~もうひとつの日本カメラ史~」

開催期間:2017年10月24日(火)2018年2月18日(日)
世界を制した日本のカメラ ~もうひとつの日本カメラ史~
(上左から)
「ニッコールF フォトミックTN」 日本光学工業(現:ニコン) 1967(昭和42)年
「テレカ」 東興写真 1950年
「ソイヤーズ マークⅣ」
(プリモジュジアのバイヤーズブランド) 
東京光学機械(現:トプコン) 1958(昭和33)年
(中左から)
「ペタル」 ペタル光学 1948(昭和23)年
「さくらペタル」 桜精機 1950(昭和25)年
(下左から)
「クレージュ ac101」 ミノルタカメラ(現:コニカミノルタ) 1983(昭和58)年
「コニカⅠ」(Made in occupied Japan) 
小西六写真工業(現:コニカミノルタ) 1948(昭和23)年

日本カメラ博物館(館長 森山眞弓)では、2017年10月24日(火)から2018年2月18日(日) まで、特別展「世界を制した日本のカメラ ~もうひとつの日本カメラ史~」を開催します。

日本のカメラ産業は、第2次世界大戦後に輸出産業の花形として日本の復興を支え、今日までに比類なき成長を遂げました。日本のカメラ産業の歴史をたどると、戦後の復興・隆盛期から発展が始まったと思われるかもしれません。しかし、実際はすでに戦前からカメラ関連の企業が多数存在していました。特に戦後は、精密機械、光学、エレクトロニクスなど日本が 得意としてきた技術の発展のなかで、それらを生かしたさまざまな物作りがなされたことで、カメラ産業は現在のような地位を築き上げました。

そして、ここに至るまでには、多くの挑戦や失敗があり、ブームがあり、時代を色濃く反映しながらも、知られざるカメラたちもたくさん作られてきました。

今回の特別展は、戦中のカメラ作りを起点に、これまでに登場した多数のカメラを多角的な視点で分類整理することで、日本のカメラの歴史に新たな一面を発見することができる展示です。戦後72年、日本製カメラを新たな視点からとらえることでみえてくる、“もうひとつの日本カメラ史”をお楽しみください。

また、開催期間中には関連イベントとして、講演会を11月18日(土)および2018年1月予定で開催いたします。

● 展示予定より

 
■戦時下の日本のカメラメーカーと実力

1944年に軍需省機械試験所より発行された「国産寫眞機ノ現状調査」をもとにして、当時はどのようなカメラメーカー、部品メーカーが、どこにどれだけあったか、さらに各機種試験結果なども紹介

■占領下の日本のカメラ

1947年2月の連合国軍最高司令官指令として、輸出向け製品に“Made in Occupied Japan”と表示することが義務づけられ、1949年ごろまで続いた。OccupiedモデルやE・Pモデルカメラや交換レンズへの時代的な背景を解説とともに実機展示

■戦後日本の写真産業 二眼レフA~Zの時代

カメラ名の頭文字にA~Zのほとんどがあったといわれるほど多くの二眼レフカメラが作られた時代。普段の展示では見られないA~Z名の日本製二眼レフカメラを多数展示して、日本の二眼 レフカメラ時代がいかにすさまじかったかを知る

■忘れられた日本のスプリングカメラたち

二眼レフカメラ以上に一時代を築きあげた日本のスプリングカメラを、今となっては忘れられてしまったような零細企業のさまざまな機種を多数展示

■日本の極小型カメラ

エバラックス、クリスター、サン16、ステキー、トップ14、ナイス、ミゼット、エボックス、マイクロ、ペタル、スナッピー、ベル14、グッチー、マイネッタ、犯研、マミヤ16、ミノルタ16、ヤシカY16、ベル16、セイキ16、トヨカ16、ルビックス、プリンスなど、極小型カメラ大集合

■時代を作った一眼レフカメラ

ニコン、キヤノン、アサヒペンタックス、コニカ、ミノルタ、オリンパス、トプコン、リコー、ペトリ、ミランダ、ヤシカ、ズノーなどなど、その後のカメラづくりに影響を与えた初期の一眼レフカメラを集合展示

■揺籃期の日本カメラブランド

ハネウエルペンタックス、ベルハウエルキヤノン、ベセラートプコン、タワー、ソイヤーズ、アーガスなどに加え、シアーズ、ポルスト、カレナなどバイヤーズブランドカメラなどを展示

■一眼レフカメラ第1次恐慌 CPU制御カメラの登場

日本で最初にカメラの機構制御をCPU制御としたのはキヤノンAE-1。続くキヤノンA-1、コニカFS-1、フジカAXシリーズ等、多数のCPU制御の機種が参入したが、すべてが成功したわけでなく敗退した機種、企業も多い

■コンパクトカメラのオートフォーカス技術

ハネウエルVAF:コニカC35AF、ヤシカAF、赤外線アクティブ:キヤノンAF35M、キヤノンSST:キヤノン35ML、ミノルタ赤外線AF:ミノルタハイマチックAFDⅡ、セイコーFCM:リコーAF-2、リコーPSD:リコーAF-D3、チノン赤外方式:チノンジェネシス等、さまざまな機構のAFコンパクトが登場。その軌跡を追い求める

■一眼レフカメラ第2次恐慌

オートフォーカス 位相差検出:ニコンF3AF、コントラスト検出:ペンタックスME-F、キヤノンT-80、CCDラインセンサー:ミノルタα-7000、京セラ230AF、ハネウエルTCL:ニコンF-501、キヤノンBASIS:キヤノンEOS650、EOS620等、その後に起きた日本のカメラ産業にとって最大のピンチとなったハネウエル特許訴訟問題などに至る過程を考察

■デザイナーズブランドとカラーボディ時代

≪デザイナーズブランド≫クレージュac101
≪特殊仕様≫ニコンFAカメラグランプリ受賞記念ゴールド、 キヤノンIXYゴールド、マミヤRB67ゴールド、等

■デジタル時代を作ったカメラたち

フロッピー:カシオVS-101、キヤノンQ-PIC、ソニーマビカMVC-C1、コニカKC-300、ニコンQV-1000C、京セラDA-1
デジタル:ミノルタディマージュV、カシオQV-10、フジックスDS-300、コニカQZ-E、オリンパス1400L、ニコンクールピックス900、ニコンD1、キヤノンD30、キヤノンEOS-1D、ニコンD3、ソニーα7R、等

 

(展示予定機種は変更される場合があります)

※ここに記載したカメラ名は展示予定機種の一部です。


タイトル

日本カメラ博物館 特別展
「世界を制した日本のカメラ ~もうひとつの日本カメラ史~」

開催期間

2017年10月24日(火)~2018年2月18日(日)

展示品

カメラ技術の発展に寄与したカメラ、時代や流行を反映したカメラ、一時代を築いた知られざるカメラの数々を展示紹介。
(展示点数約350点を予定)

関連イベント
常設展等

常設展として世界最初の市販カメラ「ジルー・ダゲレオタイプカメラ」、「日本の歴史的カメラ」約300点、「ライカコーナー」、「カメラのおもちゃコーナー」、「カメラ体験コーナー」、「分解パネルコーナー」などを展示

図録販売

今回展示される資料を収めた図録を制作し、日本カメラ博物館受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

図録はこちら

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日の火曜日)※12/25は開館
年末年始休館:12月28日(木)~1/4(木)

入館料

一般 300 円、中学生以下 無料
団体割引(10名以上)一般 200 円

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 - 半蔵門 - 日比谷 - 銀座四 - 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 - 東京女子医大前 - 四谷駅前 - 半蔵門 - 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。