特別展

特別展「カメラと動画 -動画 126年の歴史-」

開催期間:2021年10月19日(火)2022年1月30日(日)
カメラと動画
<イメージ写真>
左:世界最初の投影式映画機材「シネマトグラフ」
1895(明治28)年 フランス
右:らせん状に画像を記録する「スパイログラフ」用の円形フィルム
1921(大正10)年 アメリカ

日本カメラ博物館では、2021年10月19日(火)から2022年1月30日(日)まで、特別展「カメラと動画 -動画126年の歴史-」を開催します。

カメラの動画機能向上は、映像表現の発展と大衆化をもたらしました。かつては高性能かつ高額な業務用機材でなければ撮影できなかった映像が、一眼レフやミラーレスカメラなどの動画機能でも撮影可能となりました。さらに、動画投稿サイトや各種SNSなどの普及により動画は広く共有され、現在では動画の撮影も個人層にまで浸透しています。

この特別展では、「シネマトグラフ」や「エジソン キネトスコープ」など最初期の映画機材や、映画や報道に使用された35ミリ、16ミリカメラのほか、家庭でも動画を楽しめるようにした8ミリカメラなどの小型撮影機、各種映写機などのアマチュア向け機材を中心に、フィルム時代の動画機材を展示するとともに、動画機能に特色のあるデジタルカメラも併せて展示し、身近なコンテンツとして現代人の生活に溶け込んでいる「動画」について、過去と現代の比較を交えて紹介します。

このほか、初期のアニメーションビューワーなど、アニメーションの原点となる資料も一部で紹介します。

【新型コロナウイルス対策について】
マスク着用、手指消毒、ご連絡先の記入(約1ヵ月保管後廃棄)、ソーシャルディスタンスの確保、 体験型展示の停止など、感染防止対策を実施しております。


YouTubeチャンネル登録で入館割引(2022年1月30日(日)まで)

『日本カメラ博物館公式チャンネル』をチャンネル登録していただくと、入館料金(一般300円)から登録おひとりにつき、100円割引の200円でご入館いただけます。

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  受付にて、スマートフォン等の登録画面をお見せください。
  ※他の割引との併用はできません。

展示予定より

 
「シネマトグラフ」

1895(明治28)年 ジュール・カーペンター(フランス)
世界最初の投影式映画機材。35ミリフィルム使用で撮影機・映写機兼用。

「エジソン キネトスコープ」

1897(明治30)年 エジソンMFG(アメリカ)
35ミリフィルムを使用する最初期の投影式映写機。

「シネコダック モデルA」

1923(大正12)年 イーストマン・コダック(アメリカ)
16ミリフィルムを使用するムービーカメラ。

「パテー ベビー」

1923(大正12)年 パテー(フランス)
9.5ミリフィルムを使用するムービーカメラ。アマチュア用動画機材の原点。

「シネマックス 8A」

1954(昭和29)年 瓜生精機(日本)
国産初の8ミリムービーカメラ。

「オーリコン プロ600 スペシャル」

1960(昭和35)年頃 バッハ・オーリコン(アメリカ)
TBSが番組やニュース映像の撮影で使用した16ミリムービーカメラ。側面に「TBS」ロゴマーク入り。

「フジカ シングル8 P-1」

1965(昭和40)年 富士写真フイルム(現:富士フイルム、日本)
「マガジン・ポン」「私にも写せます」のコマーシャルで知られたシングル8最初のカメラ。

「ポラビジョン ランドカメラ」

1977(昭和52)年 ポラロイド(アメリカ)
同社が開発した「ポラクローム」の原理を応用し、撮影短時間で現像を行い、映写が可能。 

「パナソニック メモリーカードカメラレコーダー AG-AF105」

2010(平成22)年 パナソニック(日本)
マイクロフォーサーズ規格のレンズマウントと撮像素子を採用した業務向けデジタルムービーカメラ。

「キヤノン EOS C300」

2012(平成24)年 キヤノン(日本)
スーパー35ミリフォーマットの撮像素子を採用したEOSシステムの業務向けデジタルムービーカメラ。

「スパイログラフ」

1921(大正10)年 アーバンモーションピクチャー(アメリカ)
らせん状に記録された円形フィルムで動画を鑑賞するビューワー。

「プラクシノスコープ シアター」

1879(明治12)年 会社不詳(フランス)
小窓を覗くとガラスに反射した背景上でイラストのキャラクターが動いているように見えるアニメーションビューワー。

 

(展示予定機種は変更される場合があります)

※ここに記載したカメラ名は展示予定機種の一部です。


タイトル

日本カメラ博物館 特別展
「カメラと動画 -動画126年の歴史-」

開催期間

2021年10月19日(火)~2022年1月30日(日)

展示品

「シネマトグラフ」や「エジソン キネトスコープ」などをはじめとする最初期の映画機材や、映画や報道に使用された35ミリ、16ミリカメラ、家庭でも動画を楽しめるようにした8ミリカメラなどの小型映画撮影機、各種映写機、動画機能に特色のあるデジタルカメラを展示。このほか、初期のアニメーションビューワーなども展示する。(展示点数約150点を予定)

常設展等

常設展として世界最初の市販カメラ「ジルー・ダゲレオタイプカメラ」、「日本の歴史的カメラ」約300点、「ライカコーナー」、「カメラのおもちゃコーナー」、ピュリツァー賞を受賞した報道写真家・沢田教一のカメラなどを展示

新型コロナウイルス対策について

マスク着用、手指消毒、ご連絡先の記入(約1ヵ月保管後廃棄)、ソーシャルディスタンスの確保、 体験型展示の停止など、感染対策を実施しております

図録販売

今回展示される資料を収めた図録を制作し、日本カメラ博物館受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

図録はこちら

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日の火曜日)
年末年始(12/27~1/4)

入館料

一般 300 円、中学生以下 無料
団体割引(10名以上)一般 200 円

 

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 - 半蔵門 - 日比谷 - 銀座四 - 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 - 東京女子医大前 - 四谷駅前 - 半蔵門 - 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。