特別展

デジタルカメラ 1981-2021

開催期間:2021年2月9日(火)2021年6月13日(日)
進化と発展の40年
特別展 デジタルカメラ展
(左上から) 「ソニー マビカ試作機」 1981(昭和56)年 ソニー 「キヤノン スチルビデオカメラ RC-701」 1986(昭和61)年 キヤノン 「フジックス メモリーカードカメラ DS-X」 1989(平成元)年 富士写真フイルム 「カシオ QV-10」 1995(平成7)年 カシオ計算機 「パナソニック ルミックス G1」 2008(平成20)年 パナソニック 「コダック プロフェッショナルデジタルスチルカメラ DCS」 1991(平成3)年 イーストマン・コダック 「ニコン クールピクス P1000」 2018(平成30)年 ニコン 「シャープ J-SH04」 2000(平成12)年 シャープ

ー6月1日(火)より展示再開ー
緊急事態宣言を受け、新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のため、4月27日(火)から5月31日(月)まで臨時休館としておりましたが、6月1日(火)より、通常通り開館いたします。

日本カメラ博物館(館長 森山眞弓)では、2021年2月9日(火)から6月13日(日)まで、特別展「デジタルカメラ1981-2021 進化と発展の40年」を開催します。

日本カメラ博物館は、多くの歴史的なデジタルカメラを所蔵しており、デジタルカメラの歴史を系統的に展示することができる世界的にも稀有な博物館です。2000年には「デジタルカメラ 現在に至る軌跡」、2007年には「デジタルカメラヒストリー」と過去2度の特別展を開催し、デジタルカメラの発展史を定期的に検証してまいりました。

この間、2007年以降の近年のデジタルカメラ技術の進歩は著しく、特に2008年に登場したミラーレスカメラは、それまでの一眼レフカメラとは構造的に異なるだけでなく、機能的にもデジタルならではの特徴をさらに進化させ、静止画のみならず動画の世界にまで撮影領域を大きく拡大させました。

カメラの機能や形態も以前とは大きく変化しており、画素数の大幅な増加や、超高感度、高速連写、サイレント撮影モード、高倍率ズームレンズなど基本性能の大幅な向上のほか、防水カメラ、アクションカム、ドローンなど、用途に応じて多様な機種が登場しています。

今回の特別展では、デジタルカメラの誕生から現在までの主要機種を展示し、デジタルカメラの発展や、大衆化と多様化の歴史、デジタル技術の発達によって可能となった写真表現など、実機展示によりデジタルカメラの進化と発展の歴史を紹介いたします。

展示予定より

 
「ソニー マビカ試作機」

1981(昭和56)年 ソニー 28万画素
現在のデジタルカメラのルーツとなる世界初の電子スチルビデオカメラ試作機。28万画素CCDの画像を2インチフロッピーディスクにアナログ記録する。ファインダーは一眼レフ型式。

「キヤノン スチルビデオカメラ RC-701」

1986(昭和61)年 キヤノン 38万画素
世界初の電子スチルビデオカメラ市販機。記録メディアは2インチフロッピーディスク。 ファインダーは一眼レフ型式で、レンズマウントはキヤノンFDマウント。

「フジックス メモリーカードカメラ DS-X」

1989(平成元)年 富士写真フイルム(現富士フイルム) 39万画素
量産製品化された最初のデジタルカメラ。試験販売品としてメモリーカード再生装置の  「メモリーカードプレーヤー」などとシステム単位で供給された。

「コダック プロフェッショナルデジタルスチルカメラ DCS100」

1991(平成3)年 イーストマン・コダック 130万画素
世界初のレンズ交換式デジタル一眼レフカメラ。カメラ部は「ニコンF3」のボディをベースに130万画素のCCDを組み込み、撮影画像は電送装置兼用のストレージユニット内に記録する。

「カシオ QV-10」

1995(平成7)年 カシオ計算機 25万画素
民生用カメラとして初めて液晶モニターを内蔵したデジタルカメラ。65,000円という当時と しては画期的な低価格で発売され、デジタルカメラ普及に貢献した。

「シャープ J-SH04」

2000(平成12)年 シャープ 11万画素
写真撮影を目的としたカメラを最初に内蔵した携帯電話。写真をメール添付できるサービス “写メール”はその後一般的な用語として定着し、カメラ付き携帯端末の先駆けとなった。

「パナソニック ルミックス G1」

2008(平成20)年 パナソニック 1210万画素
“ミラーレスカメラ”の最初。マイクロフォーサーズ規格を初めて採用。一眼レフとは異なるミラーレスカメラの構造は、機能的にもデジタルならではの特徴をさらに進化させた。

「オリンパスペン E-P1」

2009(平成21)年 オリンパス 1230万画素
同社のハーフ判フィルムカメラ「オリンパスペン」の名を冠し、マイクロフォーサーズ規格を採用したミラーレスカメラ。

「リコー シータ」

2013(平成25)年 リコーイメージング 3584×1792ピクセル
ボディ両面に2つの魚眼レンズを備え、ワンショットで画角360度の全天球画像記録を可能としたデジタルカメラ。

「ニコン クールピクス P1000」

2018(平成30)年 ニコン 1605万画素
35ミリ判換算24-3000ミリ相当の125倍ズームレンズを備えたレンズ一体型デジタルカメラ。

 

(展示予定機種は変更される場合があります)

※ここに記載したカメラ名は展示予定機種の一部です。


タイトル

日本カメラ博物館 特別展
「デジタルカメラ 1981-2021 進化と発展の40年」

開催期間

2021年2月9日(火)~6月13日(日)
※緊急事態宣言により、4月27日(火)から5月31日(月)まで臨時休館。
 6月1日(火)より再開
なお、今後の状況により、さらに休館等になる可能性がございます。今後の予定につきましては、あらためて当ホームページまたは当館の公式Twitterにてご案内いたします。

展示品

デジタルカメラの誕生から現在までの主要機種を展示し、デジタルカメラ技術の発展や大衆化と多様化の歴史、デジタル技術の発達によって可能となった写真表現など、実機展示によりデジタルカメラの進化と発展の歴史を紹介。

常設展等

世界最初の市販カメラ「ジルー・ダゲレオタイプカメラ」(フランス)、「日本の歴史的カメラ」約300点、ピュリツァー賞を受賞した報道写真家・沢田教一のカメラ、「分解パネルコーナー」などを展示

新型コロナウイルス対策について

マスク着用、手指消毒、ご連絡先の記入(約1ヵ月保管後廃棄)、ソーシャルディスタンスの確保、 体験型展示の停止など、感染対策を実施しております

図録販売

今回展示される資料を収めた図録を制作し、日本カメラ博物館受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

図録はこちら

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日の火曜日)
※4月27日(火)~5月31日(月)まで臨時休館

入館料

一般 300 円、中学生以下 無料
団体割引(10名以上)一般 200 円

 

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 - 半蔵門 - 日比谷 - 銀座四 - 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 - 東京女子医大前 - 四谷駅前 - 半蔵門 - 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。